老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1218;ショックなのは

2019-08-21 20:34:29 | 老いの光影 第5章
ショックなのは

さくらさくらデイサービスでの会話の一コマ

大川文乃婆さんは
もう少し南瓜(かぼちゃ)を収穫し
食べようと思っていたら
猪が南瓜畑を荒らし回り
南瓜を食べてしまった

自分の姉を亡くしたことよりも
猪に南瓜を食べられたことの方が
ショックで悲しかった

実の姉が亡くなったことよりも悲しいのは、何故、と聴きかえすと
彼女は、姉は年だから亡くなった
南瓜は食べようと楽しみにしてことを奪われたから
余計に悲しかった