老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

「ベッドがないから受け入れできない」(本当か・・・)

2022-05-27 15:09:49 | 老いの光影 第9章 捨石拾遺残日録


1885 入院拒否

昨日、デイサービス事業所から「利用者が下血している」、と連絡があった。
家族に連絡を入れ、かかりつけのクリニックに受診するようお願いしたところ、長男嫁は「孫の迎えがあるのでできない。受診しないでいいからそのまま帰してください」、と受話器から聞こえてきた。
介護スタッフが体調を崩しひとり休んでいるため、デイサービスに通院付添を、お願いすることはできなかった。

「あと、60分で事業所に着くので、こちらでクリニックまで連れていきます。15時20分頃に着くので送迎車(軽自動車)に乗せておいてください。お願いします」
デイ介護員がスマホで撮った「紙パンツに多量の出血」の画像を送信してもらい、腎泌尿器内科クリニックの医師に見てもらった。
「病院 内科で診てもらったほうがよい」、ということで、主治医はA総合病院第1内科(消化器内科)の医師と直接話をされ、明日9時の予約をとったから紹介状を持っていきなさい」、と手配をしてくれた。

デイサービス送迎車が家に着き、ベッドに乗せると96才の婆さんは「強い腹痛」を訴え、また多量の下血があった。
再度、かかりつけ医に電話で相談すると、「救急車を呼びA総合病院で診てもらってください。病院には連絡します」

数分後には救急車が到着。救急隊員にはA総合病院受け入れの約束ができています。
救急隊員は確認の電話を入れたところ、予期もせぬ答えが返ってきた。「ベッドがないから受け入れができない」
かかりつけ医が「急を要するということで、受診をお願いしたのに」受け入れができないことに、啞然とした。

救急隊員は市内のもう一つのB病院に電話を入れ、受け入れが決まったのは午後6時過ぎ。
B病院内科医はCT,血液検査など行い、診察の結果 虚血性腸炎と診断され約14日間の入院となった。
病棟看護師に申し送りを病院を出たのが20時を回っていた。

急性腸炎と卵巣が腫れていることから先週の金曜日から休養していたwife(デイサービス勤務)は、救急車の同乗から医師、外来看護師への経過説明、病棟看護師への引継ぎまで対応してくれた。
こういうときは実際に利用者にかかわっている介護員の協力があり本当に助かった。
長男嫁と男孫は、19時過ぎ病院に来た。


コメント (2)
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