老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

「 横」の生活から「縦」の生活に変わる

2023-08-18 22:42:23 | 老いの光影 第10章 老いの旅人たち

           濁らない眼で景色を眺めたいものだ・・・・

1990 「 横」の生活から「縦」の生活に変わる

自分より5つ年上の老女がいる

「不良」婆さん
息子の煙草からチョッと拝借して煙草を吸う
眠れない、と言って眠剤服用後に酒を飲む

「夜、なかなか眠れない」、と話すと
隣にいた息子から「昼間から寝ているからだよ~」

ソファーはベッド代わりとなり、昼夜逆転の世界

足腰がめっきり弱くなり
ソファーから立ち上がるのも大変
ときどき転んだりもしている

何もすることがないから「煙草」を吸うか
ソファーに寝るしかない

だから家に居るときは「横になり」過ごしている。
8月24日から週2回(火曜、木曜)、デイケアに通い始め、「縦」の生活になる。
10分~15分程度のリハビリなどを行ったりする。
風呂にも入る(家では入浴していない)

76歳の婆さん
どんなふうに変化していくか 楽しみ・・・・

友人とwifeと外食をしていたとき(wifeは生ビール、自分は冷たい烏龍茶)、
老女から電話がかかってきた(スマホを使って・・・・)
{初回訪問のとき 自分のスマホの電話番号を入力したおいたこともあり(楽々にかけられるように設定)}
「デイサービスに行くとき、石鹸、シャンプーも持っていくのか・・・・」

いいね!
気軽にスマホで連絡できる婆さん
訪問の帰り際のときに
「いつも何かあったら電話してね」と話している。
1日でも長くスマホを使って欲しい、と願うばかり。

秋の彼岸が近づき 「昼夜逆転」となり
陽が沈むのが早くなる
夜の庭はコオロギたちの演奏で賑やかだ。


コメント (2)
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