老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

観てから読むか、読んでから観るか

2020-07-07 04:33:27 | 阿呆者
1590 観てから読むか、読んでから観るか



いま、NHK土曜ドラマで『雲霧仁左衛門』が放映されている。
テレビドラマの雲霧仁左衛門は面白い
誰一人殺さずに豪商から多額の小判を箱ごと盗み去る。

テレビドラマの面白さに刺激されて
文庫本『雲霧仁左衛門』前編・後編(新潮文庫)は700頁に及ぶ物語。
テレビの映像(役者)が頭に浮かんでしまう。
文庫本の後編は、雲霧仁左衛門の盗みは失敗し
ちょっと肩透しの印象だった。

かなり昔になるが、森村誠一さんの『人間の証明』が
映画でも小説でも話題になり
「あなたは、観てから読むか、読んでから観るか」、と言われたものだが
自分の場合は、「読んでから観る」派である。

何故なら、先にも書いたように
映画やテレビで先に観てから
本を読むとどうしても
主人公や脇役など役者の顔や仕草が浮かんでしまう。

本を先に読むと
小説に登場してくる人物像は
自分のイメージで想像したり
言葉や文章ひとつひとつにも
じっくりと考えることができる。
映像はその場面がいい、と思っても
次から次へと場面が変わり、考える暇もない。

読んだうえで
映画やテレビを観ると
それはそれで楽しい
主人公役の役者の演技は
その役にはまっているかどうか
主人公を演じている役者のシーンを観て
「いい映画だった」、と感想を抱き映画館を出ることもある。

今日は、とりとめもないことを書いたような感がする(苦笑)



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2 コメント

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人間臭さと思いやり (星光輝)
2020-07-07 17:08:42
こんにちは。
本当に面白い
60分が30分くらいに感じてしまう。
雲霧仁左衛門は、きびしい一面もあるが
部下を思いやるやさしさも持っている。
だからひとりも殺さずに大胆な泥棒業を成功させる
火付盗賊改方との駆け引きもいいですね。

韓国ドラマのなかに、「イルジメ(一枝梅)」という義賊の物語があります。
いまCSで放映されていて、録画を撮り時間の隙間に観ています。
悪い商人や役人を懲らしめ、金の一枝梅を置いていく義賊(鼠小僧)。
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Unknown (yamasa)
2020-07-07 08:37:46
おはようございます。
『雲霧仁左衛門』は面白いですね。
大胆な泥棒業と人間味が良くでています。
火付盗賊改方とのせめぎあいも見どころで楽しく見ています。
本は読んだ事ないですが、面白そうですね
返信する

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