老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

980 ヒトでなし

2019-03-04 04:28:46 | 読む 聞く 見る


 ヒトでなし

書店で
積み上げている文庫本のなかに
京極夏彦『ヒトでなし』新潮文庫があった

仕事、家、妻子。全てを失った39歳の男の物語。
「堕」の章から始まり
「還」の章で終える

780頁と厚い文庫本
仕事の合間に手にし読んでいきたい

別れた妻は、今はもう他人だ。
他人から「ヒトでなし」って言われた自分。

「ヒトでなしって何だよ。人間じゃないというのかよ
じゃあ犬かよ虫かよクソかよ巫山戯(ふざけ)るな馬鹿野郎ー」(10頁)


ヒトでなしであっても
生きている。

どんな話になるのか
興味津々。

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