俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

春分の日

2008年03月20日 | 俳句

『春分の日 雨なり桜 まだ咲かず』
(しゅんぶんのひ あめなりさくら まださかず)

『手枕の うつりし妹と 夢花見』
(てまくらの うつりしいもと ゆめはなみ)

『桃咲けば 次は桜ぞ 三重桜』
(ももさけば つぎはさくらぞ みえざくら)

『両の手に 桃と桜の 孫抱いて』
(りょうのてに ももとさくらの まごだいて)

『うるみ目の 美人台無し 花粉症』
(うるみめの びじんだいなし かふんしょう)

『水温む 垂水の淵に 蕗の薹』
(みずぬるむ たるみのふちに ふきのとう)

『春の川 曇りて判る 鯉の群れ』
(はるのかわ くもりてわかる こいのむれ)

『花菜風 潜りて通る 橋の下』
(はななかぜ くぐりてとおる はしのした)


コメント
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