俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

夏の朝

2014年05月26日 | 写真教室 写真俳句紹介

夏の朝 傘が重なる 練習場
(なつのあさ かさがかさなる れんしゅうじょう)
16763 【季語】 夏 【季節】 三夏


囚われし メランポジウム 夏の花
(とらわれし めらんぽじうむ なつのはな)
16764 【季語】 夏 【季節】 三夏


内々の カーネーションの 色清か
(うちうちの かーねーしょんの いろさやか)
16765 【季語】 カーネーション 【季節】 初夏


仏陀の血 赤花カンナ 早咲けり
(ぶっだのち あかばなかんな はやざきけり)
16766 【季語】 赤色カンナ 【季節】 三夏


杉木立 学舎を守り 林立す
(すぎこだち まなびやをまもり りんりつす)
16767 【季語】 ー 【季節】 ー


後を追う その関係が 色恋よ
(あとをおう そのかんけいが いろこいよ)
16768 【季語】 色鯉 【季節】 三夏
色鯉=錦鯉


見つけ出し 姫蔓蕎麦に 夏の恋
(みつけだし ひめつるそばに なつのこい)
16769 【季語】 夏 【季節】 三夏


赤花の 朝から咲きし 夕化粧
(あかはなの あさからさきし ゆうげしょう)
16770 【季語】 (赤花夕化粧) 【季節】 三夏


紫陽花の 色付き始む 七変化
(あじさいの いろつきしむ しちへんげ)
16771 【季語】 紫陽花 【季節】 仲夏


対をなす 暑き脣 ホットリップス
(ついをなす あつきくちびる ほっとりっぷす)
16772 【季語】 暑し 【季節】 三夏


片隅に 咲き寄せられし メランポジウム
(かたすみに さきよせられし めらんぽじうむ)
16773 【季語】 (メランポジウム) 【季節】 三夏


葉桜の 向こうに見えし 曇り空
(はざくらの むこうにみえし くもりぞら)
16774 【季語】 葉桜 【季節】 初夏


夏に入るや 曲がりの具合 悦に入り
(げにいるや まがりのぐあい えつにいり)
16775 【季語】 夏に入る 【季節】 三夏


我先に 天に向かいし 紅薔薇
(われさきに てんにむかいし べにそうび)
16776 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


一斉に 見つめしものは 夏の陽か
(いっせいに みつめしものは なつのひか)
16777 【季語】 夏 【季節】 三夏


活け花に 紅色添えし 松葉菊
(いけばなに べにいろそえし まつばきく)
16778 【季語】 松葉菊 【季節】 初夏


学校は まだまだ遠き 夏の朝
(がっこうは まだまだとおき なつのあさ)
16779 【季語】 夏 【季節】 三夏


母の日が 過ぎて見つけし カーネーション
(ははのひが すぎてみつけし かーねーしょん)
16780 【季語】 カーネーション 【季節】 初夏


夏の朝 捩れ捩れて 天冠に
(なつのあさ よじれよじれて てんかんに)
16781 【季語】 夏 【季節】 三夏
天冠=死者の額につける三角布


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする