俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

冬うらら

2016年12月04日 | 俳句

帰るなり 外は寒いと 四日月
(かえるなり そとはさむいと よっかづき)
18047 【季語】 四日月 【季節】 三秋


立山に また行こうとや 冬白し
(たてやまに またいこうとや ふゆしろし)
18048 【季語】 冬 【季節】 三冬


北風に 漣光る 水面かな
(きたかぜに さざなみひかる みなもかな)
18049 【季語】 北風 【季節】 三冬


背の道 壊され行くや 十二月
(せなのみち こわされゆくや じゅうにがつ)
18050 【季語】 十二月 【季節】 仲冬


冬旱 コーヒーから紅茶 それもよし
(ふゆひでり こーひーからこうちゃ それもよし)
18051 【季語】 冬旱 【季節】 三冬


枯葉踏み 下の大地と 会話する
(かれはぶみ したのだいちと かいわする)
18052 【季語】 枯葉 【季節】 三冬


寒鯉の 背腹白きや 痛々し
(かんごいの せはらしろきや いたいたし)
18053 【季語】 寒鯉 【季節】 晩冬


年暮れて 毎日届く 喪中はがき
(としくれて まいにちとどく もちゅうはがき)
18054 【季語】 年暮る 【季節】 仲冬


寒暁や リヤカー押してる 祖母の夢
(かんぎょうや りやかーおしてる そぼのゆめ)
18055 【季語】 寒暁 【季節】 三冬


終活や 昔の自句と 冬ごもり
(しゅうかつや むかしのじくと ふゆごもり)
18056 【季語】 冬ごもり 【季節】 三冬


十二月 生誕日とや 歳忘れ
(じゅうにがつ せいたんびとや としわすれ)
18057 【季語】 十二月 【季節】 仲冬


老いて尚 愛を信じて 冬うらら
(おいてなお あいをしんじて ふゆうらら)
18058 【季語】 冬麗 【季節】 三冬



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12月4日

2016年12月04日 | 俳句暦


椿と山茶花は、よく比較され、
好みも人それぞれ分かれているようだ。

椿のパッと散る潔さが
日本人の気質と合っているのだろうか。

椿は花ごと散り、
山茶花は桜と同じく花びらが散る。

散り始めてから散り終わる迄の時間が長い。

だから、山茶花は咲くのと散るのが、
同時に見られその風情を長く楽しめる。

花としては、よく似ている。
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