帰るなり 外は寒いと 四日月
(かえるなり そとはさむいと よっかづき)
18047 【季語】 四日月 【季節】 三秋
立山に また行こうとや 冬白し
(たてやまに またいこうとや ふゆしろし)
18048 【季語】 冬 【季節】 三冬
北風に 漣光る 水面かな
(きたかぜに さざなみひかる みなもかな)
18049 【季語】 北風 【季節】 三冬
背の道 壊され行くや 十二月
(せなのみち こわされゆくや じゅうにがつ)
18050 【季語】 十二月 【季節】 仲冬
冬旱 コーヒーから紅茶 それもよし
(ふゆひでり こーひーからこうちゃ それもよし)
18051 【季語】 冬旱 【季節】 三冬
枯葉踏み 下の大地と 会話する
(かれはぶみ したのだいちと かいわする)
18052 【季語】 枯葉 【季節】 三冬
寒鯉の 背腹白きや 痛々し
(かんごいの せはらしろきや いたいたし)
18053 【季語】 寒鯉 【季節】 晩冬
年暮れて 毎日届く 喪中はがき
(としくれて まいにちとどく もちゅうはがき)
18054 【季語】 年暮る 【季節】 仲冬
寒暁や リヤカー押してる 祖母の夢
(かんぎょうや りやかーおしてる そぼのゆめ)
18055 【季語】 寒暁 【季節】 三冬
終活や 昔の自句と 冬ごもり
(しゅうかつや むかしのじくと ふゆごもり)
18056 【季語】 冬ごもり 【季節】 三冬
十二月 生誕日とや 歳忘れ
(じゅうにがつ せいたんびとや としわすれ)
18057 【季語】 十二月 【季節】 仲冬
老いて尚 愛を信じて 冬うらら
(おいてなお あいをしんじて ふゆうらら)
18058 【季語】 冬麗 【季節】 三冬