背負子を背にした児童の長い行列が、落ち葉を踏みしめながら山道を登ってゆく。
登り詰めると、小さく開けた薪作りの基地があり、おびただしい量の薪がピラミットのように積み上げられていた。
薪は、小中学校で一冬に使う暖房ストーブの燃料である。
この薪を、山奥から車が通る県道まで運び出す事が児童に課せられた役務であり、運動会と並ぶ重要な学校行事であった。
生徒たちは、それぞれの体力に応じた量を背負子にくくりつけ、落ち葉に滑りながら坂道を下った。
きついけれど楽しい役務であったように思う。
冬枯れの雑木林を歩くと思い出す光景である。
登り詰めると、小さく開けた薪作りの基地があり、おびただしい量の薪がピラミットのように積み上げられていた。
薪は、小中学校で一冬に使う暖房ストーブの燃料である。
この薪を、山奥から車が通る県道まで運び出す事が児童に課せられた役務であり、運動会と並ぶ重要な学校行事であった。
生徒たちは、それぞれの体力に応じた量を背負子にくくりつけ、落ち葉に滑りながら坂道を下った。
きついけれど楽しい役務であったように思う。
冬枯れの雑木林を歩くと思い出す光景である。