常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

なごり雪

2008年03月31日 | 季節の便り
三月の終わる朝、綿をちぎって投げるようにぼたん雪が降った。
雪は春を待って咲き始めた花のそれぞれに、暖かく降り積もっていた。
三月を送るのに相応しいなごり雪である。
淡雪を被った花の色、葉の色が、去るものと来るものを送迎する儀式に彩を添えて、手作り和菓子のようだ。


雪景色


福寿草


ヒマラヤユキノシタ


クリスマスローズ


アズマイチゲ





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かわらヒワ

2008年03月30日 | 季節の便り



庭に来る小鳥は名前が判る数種を除いて、すべて野鳥で括ってきた。
最近ブログを通して正しい名前を知る機会が増えて急に博学になった気分である。
このカワラヒワは風切り羽の白黒とその付け根の黄色が特徴だと孫の隼人君に教えてもらった。
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ヒマラヤの花

2008年03月29日 | 季節の便り
ヒマラヤユキノシタ

きっと氷河の先端あたりには、氷の川が何世紀もかけて運んだ大石がゴロゴロしているのだろう。
そんな巨石の隙間に咲いているに違いないと勝手に思っている。
地元紙に、趣味で育てたヒマラヤの青い芥子が咲いたという記事が載っていた。
写真のその色はアサガオのような青であった。
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蕗の薹

2008年03月28日 | 季節の便り
フキノトウ

信州の松本周辺では通称フキボコと呼んでいる。
しかし このように薹(とう)が立ったものは食べない。
「ぼこ」はれっきとした日本語だそうで、「ふきぼこ」は蕗の赤ん坊という意味だと思う。
私はこの呼び方が一番しっくりする。
ブログ「私のつぶやき日記」によると、北信濃では「ふきったま」とよぶらしい。
ちょっと荒っぽい感じもするけれど、春がはじけるようで嬉しくなる。
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春の兆し

2008年03月27日 | 季節の便り

昨夜 帰宅して車を降りたとき、一陣の風がとても冷たく感じられた、風邪の予兆としてしばしば経験することである。
時節柄 夜の会議が多く不摂生していたので一瞬不吉な予感がした。
朝 山の頂から手が届きそうな稜線まで雪化粧していた。
あの冷風は山に追い詰められた将軍のゲリラ襲撃だったのだ。
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春つげ鳥

2008年03月26日 | 季節の便り
水芭蕉


明け方にトラツグミの声を聞いた。
十六夜を過ぎた月が、黒い杉木立の重なりの間に童話のように引っかかっている、その付近から聞こえるように思われた。
金属の摩擦音にも聞こえるし、洞窟の狭い隙間を吹き抜ける風の音にも似ている。
鶯より一足早い春告鳥である。
家族の間では無粋にも「キイキイ鳥」で通る。
時を同じくして水芭蕉の苞が開いた。
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常念颯爽

2008年03月25日 | 常念100景


昨日雷を伴った雨が降って、堀端の桜のつぼみの先にほんのり紅がさして来た。
この分だと桜の開花も早いかもしれない。
平地の雨は山岳に雪を降らしたようで、今朝の常念は表情が厳しく引き締まって見えた。
地面に目を移すと一斉に芽生えの様相で、水仙の剣や百合の槍があっちこっちに現れて、気をつけて歩かないと大怪我をする。
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陽気に誘われて

2008年03月24日 | 季節の便り
福寿草と蜜蜂


蜜を漁る蜜蜂、見慣れた風景なのだけれど、雪が消えた土手の孤花に、懐かしい羽音が聞こえて、今年最初の出会いには感動が伴う。
人の世にも様々な変遷がり、公務私事に関わらず古い役割が終わり、新しい任務が生まれる季節である。


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アズマイチゲ咲く

2008年03月23日 | 季節の便り


紫の袴をつけたアズマイチゲが咲いた。
春が来たきたという確信を持つ
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梅便り

2008年03月23日 | 季節の便り
松本城の白梅

梅が咲いて、杏が咲いて、桜が咲くのだけれど、場所によっては三花が同時に満開になることも珍しくない。
桜に比べて、当地の梅は賑やかさのないところが良いと思っている。
花弁に桜と違う静かな厚みが備わっているようだ。
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