常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

カモシカブログの訂正

2011年08月31日 | 鳥獣害防止対策協議会

 

美ヶ原のカモシカの写真を大勢の人に見てもらった。

早速下記のメールを頂戴した。

「カモシカ至近距離ですね!
親鹿は一本角ですが、生え変え次期は春であった気がします。
次期外れの角の生え変えは、オスの繁殖時期のホルモン欠如が理由と聞いた事があります。
もしかすると親子ではなくペアかもしれませんね。」


8月28日「オレンジ色のカエルを探しに」の中で親子のカモシカにであったと書いたが、

正しくはペアのカモシカと訂正すべきだろうと思われる。

牡の角が1本欠落しているのは、オス同士の縄張り争いによりものかもしれない。

 

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高原にて

2011年08月30日 | 季節の便り

マツムシソウ

草紅葉が始まった高原の台地はマツムシソウとハクサンフウロが咲き乱れて、静かにゆったりと広がっていた。

点在する放牧牛もその数が随分減って、間もなく全頭が山を下ることになるだろう。

四季を通してこの高原は不思議な魅力を醸し出してきた。

しかし 現在は歩ける範囲は、柵やロープで仕切られた狭い空間に限られる。

自然保護、景観保護とはこうゆうことなのだろうか?

草原に寝転んで空を見上げるあの解放感は、この高原で味わうことはできない。

マツムシソウの花を透かして見る空の美しかったこと。

柵に沿った砂利道を、ただ歩き続ける高原に、人は何を期待して集まるのだろう。

高原ホテルの豪奢な晩餐だろうか

 

 

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鹿の姿を捉える

2011年08月29日 | 季節の便り

赤外線センサー付きカメラに映った牡鹿

高原で日本カモシカに遭遇した日、カミサンがセットしたセンサーカメラに二匹の日本鹿が捉えられていた。

野生動物が身近で見られるようになって何年も過ぎたけれど、年々その距離が縮まってきた様に思う。

奈良では神の使いと崇められる日本鹿が、当地では鳥獣害被害を引きおこす「悪者」とされ駆除の筆頭に挙げられている。

行政と地域住民が連帯し、人獣隔離が最も良い方法とされ、隔離用フェンスの設置工事が年末から活発化する。 

 

 

 

 

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オレンジ色の蛙を探しに

2011年08月28日 | 季節の便り

カモシカの親子

 

美しの塔

隼人君に誘われて、美ヶ原高原にオレンジ色の蛙を探しに行った。

隼人君が先生から「山小屋の近くの池で沢山の金蛙を見た、自分は蝶の研究が主で蛙の事はわからないから、隼人君調べてみないか?」と云われたのが発端である。

早朝高原の山小屋を目指して車を走らせた、しかし目指す池が判らず、蛙の発見もできなかった。

その代わり晩秋の高原を満喫しおまけに、カモシカの親子に遭遇し、カメラに収めることができた。

このような至近距離から野生動物を写したのは初めてである。

 

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白壁は何故黒く塗られたか?

2011年08月27日 | 来し方

大戦末期 建物の白壁が黒く塗りつぶされ、全ての窓ガラスにX印に障子紙の短冊を張りつけた。

塗りつぶしは、敵爆撃機から日本の白壁はよく目立ち、空爆の標的にされるからという理由であったし、ガラス戸に紙を張るのは、空襲によるガラス破片の飛散防止が目的だったらしい。

又電燈に蛇腹式の覆いが取り付けられて、空襲警報発令で、外に光が漏れださないようあわてて蛇腹を引き延ばした事を鮮明に覚えている。

戦争が終わっても、長い間黒い白壁が残っていた。

白壁を煤で汚すことは簡単に出来たけれど、煤がしみ込んだ白壁は拭いても拭いても白壁に戻る事はなかった。

高い日当を払って左官屋に塗り替えを依頼するしかない。あの当時どこも貧しかった。

ここ 2,30年の間に黒壁の残る古い家はことごとく建て替えられた。

もし残っていたら貴重な文化財である。

 

 

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行楽シーズン到来」

2011年08月26日 | 例会訪問

山法師

木の実に色付きの季節がきた。

昨夜は東京のクラブ例会に出席し、良い時間を過ごし、今朝あずさ1号に乗った。

同列車には山歩き姿の乗客が多く、シーズン到来を思った。

9時30分松本着 小雨

 

 

 

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鹿防護柵

2011年08月25日 | 鳥獣害防止対策協議会

ナツハゼ

鳥獣害防止柵の施工が現実になった。

山麓に張り巡らしたフェンスで、人獣の居住区を明確に分けることになる。

人間はゲートを開けて獣の居住区への出入りは自由である。

獣もフェンスを飛び越えるか、穴を掘れば越境できるが、そのケースは極めてまれだとフェンスメーカーさんはいう。

工事は材料の無償提供を受け地元住民が施工する、材料運搬、敷設区間の基盤整備から始め、落成は来年2月を予定いしている。

 

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夏にやり残したこと

2011年08月24日 | 季節の便り

サギソウ

 

1週間ぶりに曇天が晴れて、久しぶりに見る青空は既に秋の憂いを含んでいる。

 

 数日間 雨が続き、灰色の空の下でうずくまる様に暮している間に、季節は足早に移ってしまった。

 

松本市街地東方に連なる2000メートル級の高原台地美ヶ原、その西端に位置する王ケ鼻は特異な形状の岩山である。

 

その白い岩場の周辺から緑の色彩が急速にあせて、淡い枯れ葉の色調が日々にひろがって行くのが観察できる。

 

高原では冷たい風が草紅葉をなびかせて、風露草の残花と、薄紫の松虫草が風に揺れながら咲いているに違いない。

 

窓辺から白い雲の被ったような王ヶ鼻を見ていると、ひさしく高原の風に当っていないことに気付かされた。

 

 

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松茸予想士

2011年08月23日 | 季節の便り

処暑 萩の季節

5日続きの朝雨が降って、おまけに大雨注意報が出た。

松茸予想士Aさんは云った「真夏の高温と現在降り続く雨で、松茸の生育環境は整った 豊作間違いなし」

松茸予想士Bさんは云った「この雨で伸び始めた松茸菌糸が腐ってしまう、過去に例を見ない不作だろう」

昨年は不作が一転して大豊作となり、市場では売れ残って松茸を廃棄したといわれている。

処暑を過ぎると松茸天狗は落ち着かない。

 

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オクラの花を食べる

2011年08月22日 | 季節の便り

美しい食材

花オクラという風雅な食材があって夏の食卓を演出するという。

野菜オクラの花は少し小ぶりだけれど、その味わいを満喫できるとある人に聞いた。

雨の日曜日 開花直前の淡い黄色の蕾を数個収穫してきた。

何故か 野菜の蕾を切り取ることには 多少の後ろめたさを感じるものだ。

雨に濡れた幼花はしっとりとして、花と云うより野菜の重量感があった。

緑のバトミントンシャトルを思わせるヘタの部分を切り離すと、蝶のように花びらがバラける。

金ザルに入れて熱湯をくぐらせ、手早く上げる。

花の色素が湯に溶けだし捨てがたい、草木染専門家には食指が動く色合いかもしれない。

さっと冷水ですすいで、薄味の三杯酢で食べた。

香りはないけれど、ぬめりと、食感はどこかでオクラに連なった。

素人料理ではここまで、 折角の食材を生しきれない。 決して不味くはないが、さりとて何回も食べたいと思わない。

 

 

 

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