後方の雪山が美ヶ原高原
季節は多少の遅れがあっても正直に巡ってくる。
如月の末日 水が温んだようにみえる。
松本城は西に聳える白銀の北アルプスを背景にした写真が好まれるようだ
その景色は「立廻す 高嶺は雪の銀屏風 中に墨絵の松本の城」と歌われている。
立廻すとは、取り囲むという意味だと思うから、当然 城の東方に連なる高原地帯も含まれているはずだ。
出来あがった写真をみて、城と美ヶ原も悪くないなと思った。
高原の麓は我が在所であるから なおさらである。
後方の雪山が美ヶ原高原
季節は多少の遅れがあっても正直に巡ってくる。
如月の末日 水が温んだようにみえる。
松本城は西に聳える白銀の北アルプスを背景にした写真が好まれるようだ
その景色は「立廻す 高嶺は雪の銀屏風 中に墨絵の松本の城」と歌われている。
立廻すとは、取り囲むという意味だと思うから、当然 城の東方に連なる高原地帯も含まれているはずだ。
出来あがった写真をみて、城と美ヶ原も悪くないなと思った。
高原の麓は我が在所であるから なおさらである。
外は氷雨
長い冬のトンネルを抜けたのだろう、朝方から降り始めた雪は、しばらくして細かな雨に変わった。
出勤時 外気温は零度を示し、過冷却の水滴はワイパーの動きで薄氷に変わり視界を妨げる
それでも 昨日まで続いたー10℃に比べたら天国だ。
今年の冬は厳しかったと異口同音に云う、5メートルを超える豪雪に完全に埋め尽くされた集落の雪解けはいつになるのだろう。
「今年の冬は寒いですね。甲府も例年以上に雪が降りました。春が待ち遠しいです」メールが、甲府の知人から届いた。
-10℃の朝 電線に朝日が当たった
「かわらひわ」 らしい小鳥が凍りついたように動かない.
作り話らしいけれど、北の寒い国では、枝に止まっていた鳥が凍えて落下する事があるという。
ある 団体の役員任期が今月で終わるので、昨夜最終会議と懇親会があり、TPPが話題となった。
反対と賛成が国論を二分しているらしい、聞けば聞くほどわからないことばかりで困惑してしまう。
反対は医療関係、農業関係が強く主張している、双方とも私の生活に深くかかわる業界である。
日本から農業が消えて自給食糧は壊滅し、国民皆保険制度は瓦解し満足な医療が受けられなくなると喧伝する。
「競争力は、競争によってのみ培われる」
「競争で優位に立った者が市場を独占する、米国はそれを狙っている」
ヒステリックな論争が続いた。
常念 2月25日
夜明けに間にある西の空に 、磨き抜かれた満月があった。
気温-9.5℃ 今冬は三寒四温が死語にになって、来る日も来る日も寒が続いた。
先日の集まりで「毎日毎日腹が立つ程寒い」と云った人がいた。同感である。
この寒さで身長が5センチ位縮んだと思う。
通勤は光る雪の山並に向かって進む、周囲の果樹園から白い煙が真っ直ぐ天に伸びている、剪定した小枝を焚いているのだろう。
南洋旅行のお誘いがあった、明日にでも飛び立ちたい気持ちだけれど、実施は6月中旬とのこと。
迷わず予約した。
和太鼓 「さんとこ」
昨日町内高齢者の集いである「あきば会」例会に、「さんとこ」の和太鼓演奏が披露された。
勇壮な響きが館内を揺るがせ、神棚の花立が舞い落ちて、演奏者はもちろん聴衆も額に汗を滲ませた。
演奏会の終盤、全員が太鼓を打つ機会を与えられた。
子供のころの祭太鼓以来である、振り下ろしたばちが弾き返されるような弾力を感じながら打った。
協会の新年会は例年2月に開催される。
時間に余裕が出る2月、温泉に浸ってゆっくりしたいという願望の現れである。
昨年に引き続き県南の名湯昼神温泉桂月に集合した。
宴会が始まる頃 気温が下がり雪蛍が舞い始めた。
峠道の渋滞を思い出して胸騒ぎした。
和やかな宴会だった。
明けた朝は快晴 寒気は厳しかった
帰路駒ヶ岳7パーキングから仰ぐ駒ヶ岳が厳しく迫ってくる。
鳩の日向ぼっこ(松本城にて)
今月で農家組合長の任期が終わるので、最終会議兼慰労会が昨夜開催された。
農家組合は農業協同組合に加入している農家と、組合を結ぶ、組織の最先端である。
しかし 組合員に専業農家は希少で、定年退職後の就農者が大多数を占めている。
当地区に限って言えば、農業生産性が低く、農協の経営は極めて苦しい。
辛辣に云えば 金融・共済事業の収益を廻してもらい、辛うじて本業を続けている状況である。
時代に乗り遅れた衰退した家業を、息子や娘の仕送りで、先の見通しがないまま続けているようなものだ。
かって農協組織の中枢は、規模拡大による現状打開を目指し、合併を推進してきたが、成果ははかばかしくない。
そのような中で 現実に農協組織を支えているのは、職員の皆さんである。
難しい関門はあるだろうが株式会社に衣替えしたら、旧来のしがらみかが解き放たれて、柔軟に改革が進められるだろうと思うことがある。。
2年間の任期を終えるに当たり、農業協同組合の課題がほんの少し見えたように思った。
白鳥の日向ぼっこ
寒い夜の会合を終わって家に帰り、着ているコートが違うことに気付いた。
犯人は、会場を一番に飛び出した私以外にいないことは明白である。
飲酒が伴う会合ではないから、よけい気持ちが滅入ってしまった。
参加者の連携で被害者はすぐ判ったけれど、今冬一二を争う寒い夜道を防寒具なしで帰られた事を思うと恐縮の極みである。
老舗和菓子屋のウインドウを覗いた、そこには季節限定という、色とりどりの春の作品が並んでいた。
季節限定銘菓「白鳥の日向ぼっこ」なんていうのがあれば、楽しいかもしれない。
2月20日
外の温度計が-9℃を指していた。
快晴 二日ぶりに太陽が昇り、日の出の方向は冬位置から春位置に移動して、凍りついていたような太陽の動きがにわかに慌しくなった。
振り返ると2月末の寒波来襲は例年の行事である、さんざん焦らせて春は突然やってくる。
一枚一枚丁寧に雪払いをする。
ソーラーパネルに雪が積もると、水力発電の水が止まったと同じで発電能力が著しく阻害される。
専用の器具を使って丁寧に除雪すると発電効率が上がり、その分設備の償却が早くなる。
ソーラー事業主が、一仕事増えたといいながら、せっせと雪払いに励んでいた。
最近屋根にソーラーパネルを敷き詰める家庭が増えている。
光電比色計という化学分析装置があり、溶液に光を透して透過光の量から含有量を定量した。
その透過光の測定に用いられたのが光電池であり高価な部品であった。
それを屋根いっぱいに敷き詰めて、家庭内使用の電力を引き出すようになった。
驚きである