7月30日 18:34
珍しく常念に掛かる雲は消えたが、槍ヶ岳を隠す雲が発生
真夏日の太陽が沈む
槍の穂先の雲は移動しない
穂先がわずかに現れた
肩の稜線を雲が隠しているけれど、山荘付近に日が落ちた
焼けつくような夏の日が暮れる
7月30日 18:34
珍しく常念に掛かる雲は消えたが、槍ヶ岳を隠す雲が発生
真夏日の太陽が沈む
槍の穂先の雲は移動しない
穂先がわずかに現れた
肩の稜線を雲が隠しているけれど、山荘付近に日が落ちた
焼けつくような夏の日が暮れる
夏休みの昼下がり、ハンドベルを鳴らして、アイスキャンディ売りの自転車がやってくる。
荷台に載せた魔法の箱から取り出す色とりどりの氷菓子に憧れて、キャンディー売りになりたいと思ったものだ。
早乙女草
虫たちの餌場
クヌギの外皮に刃物で傷を付けると樹液がしみだしてくる。
液の発酵臭に誘われて、森中の虫たちが集まってくる。
そんな必要がなくなって幾年 盛り上がった傷跡に、新たに刃傷を付けた。
もし クワガタが押し寄せたとしても ただそれだけのことである。
3時ごろ、夢うつつの中で、木の葉の散る音を聞いていた。
それは俄か雨がやってくる、前触の音だった。
ほどなくして雨は、窓際の山法師の梢を鳴らして激しく降降り始めた。
開け放した窓から、流れ込んでくるひんやりとした空気が心地よい。
猛暑に隠れて気が付かないうちに、日没は確実に30分早くなった。
常念岳のうえに三筋の飛行機雲が伸びていた。
支えをなくしたヘチマは、たくましく白樫に絡み始めた、一昼夜に数十センチは成長する。
もはや人間が干渉する範囲を超えた。
夏水仙
春を告げる水仙に心が躍動したのは3か月前のこと。
夏という水仙が咲くと盂蘭盆が近い 今年亡くなった人たちの供養行事が始まる。
盆の終わりとともに、夏休み終わるという寂寥感が、夏水仙を見るとよみがえってくる。
真夏日の始まり
早朝薄暗い内から、高い杉の梢でヒヨドリがうるさく鳴いている。
カボチャの葉っぱがよれよれになった真夏日 太陽が沈んだ。
ヘチマは与えられた居住空間を超えてしまった。
どうするのだろう
夕暮れ時 障子をあけ放った室内に、山百合の臭いが入ってくる。
何にもたとえようもない山百合独特の香りである。
不快な臭いではないが、陶酔するような 香りでもない
しかし忘れられない匂いである、
散りゆく花を食べる。
割烹の奥義を使い花弁をばらして裂いた。
繊細なおしべは別に取り分けておく。
リンゴ酢に少量の梅酢を加え、塩で味を調え、花弁の上からかける。
取り分けておいたおしべを、さりげなく花弁の上に載せて完成した。
独特のヌメリとシャキッとした食感が良い。リンゴ酢と梅酢の相性も悪くない
しかし 咲いている風情がまるでないからこれは失敗作だ
。