ご先祖様が「あの世(ご浄土)」から「この世」に里帰りするという「お盆」。
せっかく、「極楽浄土」という清らかな楽園にいるのに、煩悩と喧噪うずまく「この世」に何のために里帰りするだろうか・・・
里帰りされたとしても、仏様が住むという「ご浄土」に住まわれているご先祖様達に、先祖供養のお経を唱える必要があるのだろうか・・・
お盆のお経って、ご先祖へ感謝しつつ煩悩世界に生きている自分自身を浄め見つめ直す機会なのかもと思ったりして・・・
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昔から田舎に住んでいる家々の多くは、仏教の檀家であるとともに神社の氏子でもある。
神々の世界の「あの世」には、「天国(神々の世界)」もあれば「地獄」もあるそうな。どちらにもいけず、「この世」にさ迷う世界があるとも聞く。
お盆に里帰りしたご先祖の「魂・霊」が、仮に「地獄」から来たのだとすれば、「天国」に送ってあげられる術を身につけておかなければと思ったりもする。
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お坊さんのマスク越しの「お経」を聞きながら、「あの世」のことをアレコレ妄想しているうちに、いつのまにか「お経」が終わっていた。
コロナ禍でなかったら、お坊さんにいろんなことが聞けたのに・・・
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お盆って、あの世のことを考えたりする機会かもと思ったりもする。
「あの世」とやらに行ったことがないので、勝手な妄想も「しゃーない・しゃーない!」