自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

チューリップの実生,二年目の挑戦(9)

2023-05-03 | 植物

4月28日(金)。

花壇やプランターに植えてあるチューリップは,花が咲き終わり,“でんぷん製造工場”である葉でつくった球根を太らせています。球根をより太らせるために,子房部分は栽培者の手で大抵切り落とされてしまいます。そしてやがて葉は次第に勢いを失い,夏眠準備に入ります。

わたしが実験・観察中の実生チューリップも同じように,地上部の葉は色褪せ始め,勢いも失せてきました。

 

背丈が高いもので7cm程度でしょうか。

 

これを花後の株と比べると雲泥の差です。

 

一つの球根を掘り起こしてみました。どんなふうに新しい球根が形成されているのか,気になります。こんな地中深くに白っぽい球根ができていました。

 

それでは植えたはずの球根はどうなったのでしょう。なにしろ浅いところに植えたのでしたが。これも気になります。土を取り除いてみると,なんと地面近くに球根の名残りがあって,そこから根が二本伸びていました。つまり,新しい球根が,古い球根のずっと下の方に形成されたというわけです。古い球根にすぐ横にでもできるのかと思っていたのですが,大外れ! これは意外でした。球根の新しい姿を目撃した気持ちがしています。

 

すべての球根を掘り起こしたら,全体の様子がくっきり見えてくるでしょう。それがたのしみです。近くその作業を行います。

 


ベニシジミ,孵化へ(3)

2023-05-03 | ベニシジミ

4月16日(日)。それぞれの卵は中に黒っぽい影ができていて,順調に経過しています。

二つの卵は隙間に産み付けられているので,撮影がたいへん。

 

残り二つ。一つは真横から見てみました。

 

4月19日(水)。最初の孵化をなんとか撮影。ただ,狭い位置にある上に皮が視野を遮ったため,満足できる画像は得られなかったのが残念。

 

卵殻から出る直前です。

 

まさに出ようとする瞬間です。

 

出て来ました。誕生です。

 

立派な毛で覆われています。

 

今季初めて撮った誕生シーンとなりました。