玄関先でカワトンボのメスを見かけました。縁紋が白色です。家の近くではとてもめずらしいトンボです。同じなかまのハグロトンボならいくらでも生息しているのですが,これにはとにかくめったにお目にかかりません。
さっそく,顔写真を撮ることにしました。こんな調子で顔を撮影していると,もうキリがないのですが,撮影のたびにとてもおもしろい表情に出会えそうでやめられません。
というわけで,夜になって気温が下がり動きが止まった頃に撮りました。この種の写真は深度合成によって仕上げるため,すこしでも動くとNGになります。
このトンボの体色はタマムシに似て構造色のしくみを持っており,鮮やかに金属光沢を放っています。これも含め,ハグロトンボのなかまはみなそうです。
どうしてこんな色をしているのかとふしぎに思えるほどの色合いです。口許辺りの毛は相当なものです。この口で獲物をバリバリと食べるのですね。
頭部をすっぽり入れて撮りました。構造色が輝きます。
反対側からも。
光源は右側の一方から。
真正面からです。左の前脚が欠損。なにか事故にでも遭ったのでしょう。
これからトンボの季節。顔写真をどんどん撮ろうと思っています。