ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

秋の与那国島/石垣島紀行 その2 与那国島前編 ベニバト アカガシラサギ ツメナガセキレイ等

2018-10-07 | 琉球地方

10月7日のお昼、石垣島を後にし、西表島を上空から望みながら、わずか25分で、与那国島に到着。まずは空港近くの田んぼに向かいますが、途中の学校のグランドに、数十羽のセキレイ類がいます。見ると全てツメナガセキレイでした。芝生のような草地があると、どこもかしこもツメナガセキレイ!何か珍しいのが入っていないかと期待しましたが、亜種ホオジロハクセキレイやキセキレイぐらいでした。

続いて、かつて田んぼだったような湿地には、シギチとサギ類が群れています。セイタカシギ、ヒバリシギ、タシギ、タカブシギ、タシギ、シロチドリ等でした。写真は、セイタカシギとタカブシギです。セイタカシギはあちらこちらで見かけます。

そして、ハイイロオウチュウのポイントに向かうと、ちゃんといました。しかも、電線に2羽。しかし、遠い!写真はその3の与那国島中編でまとめてアップしますので、お待ちください。次の写真は、すぐそばに現れたイソヒヨドリ♀です。

次に、与那国では割と見られるというベニバトのポイントに到着すると、キジバトより少し小さいハトが電線に止まっています。ライファーとの嬉しい出会いです。名前の通りの紅色‥‥までは、赤くないですが、葡萄色と青灰色の配色がきれいです。飛び立って‥‥、

近くの畑に面した、木に止まりました。キジバトの群れに混じって、♂と♀が1羽づついるようです。♂の左上に♀が、上の方にキジバトがいます。


しばらく待っていると、警戒を解いたのか、畑に降りてきました。これは少し色の濃いベニバト♂です。

こちらは、少し、色の薄いベニバト♀です。

畑には、亜種ホオジロハクセキレイもいます。

ツメナガセキレイも何羽かいます。すっかり黄色味の亡くなった個体から、まだかなり黄色味が残っている個体が居ます。


ベニバトは、♂と♀が近づいて、同じ画面に写ってくれました。

夕刻も近づき、2種のライファーを加えて、意気揚々と宿に引き上げました。翌日は、朝食が7時からということなので、その前に近くを散策しようと早起きしましたが、ここは日本の西の端。なかなか夜が明けません。6時半ごろやっと外に出て、近くを散歩すると、近くの潅木のある畑に灰色のヒタキらしきが飛んできました。見るとオジロビタキのよう。写真はまだ、暗くて遠かったので、証拠写真ですが、上尾筒が黒く、下嘴も黒いので、どうやらニシ の付かない、オジロビタキのようです。

朝8時に出発しましたが、どうも雨模様。先ずは田んぼに向かいました。すると今日は、エリマキシギが加わっています。右の体の大き方が♂で、少し小柄なのが♀です。

別の田んぼには、アカガシラサギ、結構よく見かけます。雨は止みましたが、まだ体は濡れているようです。


ある集落でガイドのIさんがハイイロオウチュウらしきを見たとのことで、探していると、主人公はいませんでしたが、遠くにブッポウソウ。近くには、亜種リュウキュウメジロがたくさんいました。目を凝らしましたが、本州のメジロとの違いはわかりませんでした。

亜種タイワンヒヨドリです。亜種ヒヨドリに比べると随分と黒いです。亜種イシガキヒヨドリよりも更に黒いです。こちらは違いがよくわかります。

ハシグロヒタキがいたとの情報があり、向かったところは、有名な墓地群。なんとも言えない気持ちで待っていましたが、残念ながら、見ることは叶わず、現れてくれたのは、シロガシラでした。他にはムナグロ、イソシギ、ここにもツメナガセキレイ等がいました。

次回は、引き続き、8日の与那国島からハイイロオウチュウ、クロハラアジサシ等をアップします。