ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

冬の道東紀行 2019年12月 その1 網走編 ケアシノスリ オオハクチョウ カワアイサ ゴジュウカラ エゾモモンガ等

2019-12-05 | 北海道

ケアシノスリ幼鳥 濤沸湖にて

すっかりハマった冬の北海道、今シーズンは少し早めに2019年12月5〜9日に網走、知床、野付半島、根室を鳥友HMさんと回って来ました。昨シーズンよりは鳥達の渡来種と数は多いようですが、大当たりとまではいかないようです。しかし、ライファーであるケアシノスリとチシマウガラスをはじめとして、ユキホオジロ、ギンザンマシコ、キレンジャク、シマフクロウ、オオワシ、オジロワシ、コオリガモ、コクガン、ワシカモメ、シロカモメ、カケス等54種類の野鳥達と会うことができました。道東は気温は氷点下でも、雪は少なく天気には恵まれました。しかし、時に強風に見舞われ、落石クルーズは中止となり、海鳥が不十分だったのが残念です。
12月5日網走周辺: 今回は初めて朝9時着便で、女満別空港に降り立ちました。網走を選んだのは、エゾモモンガを見たかったのと小学生の頃から優秀なバーダーだった鳥友のKくんが大学生になって網走に来ているからです。まずは、Kくんからの情報で、濤沸湖にケアシノスリ、オオモズが出ていたと言うことで、空港から向かいました。閉鎖されていますが、小清水原生花園で探索を開始。斜里岳がきれいに見えます。
しかし、鳥影は少なく、小鳥はカワラヒワを1羽見かけたのみ、葦原の上をチュウヒが舞ってくれましたが、後はカラスが時々飛び回るのみです。仕方なく、お昼をしていると南の方から白い猛禽がやってくるではありませんか、慌てて双眼鏡で確認するとケアシノスリ! 初めての出会いです。頭上を横切り、風に向かいながらしばしホバするように定点飛翔しています。夢中でシャッターを押しました。虹彩が黄色なので、幼鳥のようです。
少し離れましたが、順光側に。
背中側の模様も見せてくれました。
湖は完全結氷していないせいか、まだ白鳥がいます。白鳥公園に移動して、水鳥達を観察です。オオハクチョウがまだかなりの数いて、岸に上がった個体は目の前です。
他には、カワアイサ、マガモ、オナガガモ、スズガモ、オジロワシなどがいました。カワアイサが飛んでくれました。
午後1時着のHMさんを迎えて、30分ちょっと網走湖の呼人野鳥探索路を少し歩いてみました。カラ類とオジロワシ、チュウヒ程度でした。被写体になってくれたのは、亜種エゾコゲラと‥‥
亜種シロハラゴジュウカラぐらいでした。
そして、キャンパスにKくんを迎えに行き、3人で能取岬に行ってみましたが、強風が吹き荒れ、雪も舞いだしたので、早々に退散。そのままエゾモモンガのポイントに向かいました。初めてでどこにいるかわからないけど、既に先着の車があったので、CMを探せばいいやと高を括って森を歩けども、影も形も無し。日も暮れかかって来たので、諦めて帰ろうかと思って、最初の分かれ道の反対方向に行くと何とすぐに先客の方がいらっしゃいました。木の影で見えなかったようです。すでに出ているよとのことで、カメラの先に目を凝らすといましたいました!やっぱりかわいいですね。
程なくもう1匹現れ、2匹で並んでくれます。

さらにもう1匹登場です。
よく見ると下の方の木の洞からさらに1匹、顔を出しています。
位置関係はこんな感じです。
どんどん暗くなって来ますが、シャッタースピードを落とし、ISO感度を上げて粘ります。
そしてエゾモモンガ達は、森に散っていきます。暗いですが、何とか飛んで行くところも見ることが出来ました。
やれやれ、何とか間に合ったと引き上げ、3人で夕食に向かい、鳥談義。

次回は翌日の網走周辺のオオワシ、オジロワシ等と知床半島羅臼のシマフクロウをアップする予定です。