ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

諏訪紀行2021年1月 その2 イスカ オオマシコ ミヤマホオジロ

2021-03-12 | 中部地方
イスカ達 1月21日長野県岡谷市

翌日の1月21日は午前7時半過ぎに到着、先着の車は数台だったでしょうか。今日はイスカの集合ポイントで待っていましたが、何羽か通り過ぎるのみ。仕方がないので、道を下っていくと何人かの方が道路沿いのアカマツにいるイスカにカメラを向けています。イスカは逆光側のアカマツで採餌中でしたが、しばらくすると展望台の方に一斉に飛び立ちました。皆さん、それっ!と移動。展望台に駆けつけると居ましたいました!白樺の木にイスカが鈴なりです。時刻は午前10時少し前。背後には北アルプスの山々が雪を頂いていい感じです。
一部が移動して、目の前の木に数羽飛んできました。♀ばっかりでしたが。
展望台のアカマツでも採餌を始めました。ちょっと逆光ですが、後ろが暗いところに来てくれるとなんとか写せますが、♂の赤色が出にくいです。
30分ほど経つとまた木に集合です。地面の雪で給水しているようです。今はどこにでも雪はありますが、シーズン初めは北斜面だけに残っていたので、ここを給水ポイントにして、そのまま継続してここに集まっているのではないかと思われます。見晴らしがいいので、仲間を見つけやすいのかもしれません。
そっと近づいて、アップにしてみます。♂の全身が順光側で撮れたのは初めてですが、イスカの赤色は日が当たるとちょっとくすんだ感じの赤色に見えますね。
白樺の白とバックの雪を頂いた山々が引き立ててくれます。ちょっと枝がごちゃごちゃしていますが‥‥💦
♀も写さないと。
飛び出しシーンです。
午前11時ごろには飛んでいってしまったので、道路沿いに散策。何故か午後にはイスカの群をほとんど見かけなくなりますが、単独の個体をたまに見かけることはあります。時刻は午後3時を回って、時々オオマシコ達が道端に降りて来て採食しています。
道路の上にも結構草の実があるようで、アスファルトの上にも出て来ます。道路にのびた長い影で夕刻を感じて頂けるでしょうか。
オオマシコと遊んでいると午後3時45分ごろ、道路に突然1羽のミヤマホオジロ♂が飛び出して来ました。珍しく警戒する様子がなく、こちらに向かってピョンピョン跳ねて来ました。
スポットライトを浴びている様です。
最後にミヤマホオジロまで出てくれて中々充実した一日だったと引き上げました。ちょうど諏訪湖の奥の八ヶ岳連峰に夕日が当たって綺麗でした。

1月22日早朝:本遠征の最終日は午前7時半ごろに到着、今日は先着の車は一台のみ。早速展望台に向かうと途中、リスが飛び出して来ました。
展望台のポイントに到着すると、なんと今日はもうイスカのなる木が立っていました。そしてお天気は曇りなので、発色が良好です。しっかり撮ろうとシャッターを押しまくります。埼玉県から来られた方と2人じめでした。
遠くからだと山バックに出来ますが、近づくとどうしても空バックになります。それでも近いからまあ良しとします。
時に幹を齧っているイスカを見ます。何をしているんでしょうね。
アップにして見ます。イスカの特徴である食い違ったクチバシがよく分かります。
食い違ったクチバシで、ペンチのようにして松ぼっくりをこじ開けるのはいいとしても中の実をクチバシでつまみ上げるのは難しいのではないかと思っていました。この写真の口元を見ていただけると舌が結構伸びています。多分こじ開けて、舌で取り出すのではないかと推測します。
これは反対側の山々をバックにしたイスカです。
曇り空だと松の葉をバックにすれば結構赤色の発色が良くなります。穿り出した松の実を咥えています。
岡谷遠征の最終日にイスカの大当たりとなって、次回はこの続きでイスカの食事風景等と帰り道に立ち寄った野辺山高原をアップする予定です。ご覧頂きありがとうございます。