ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

台湾南西部紀行 台南編 その1/レンカク バン シマキンパラ等

2024-07-27 | 台湾
飛翔するレンカク 2024年6月30日 台湾 台南市帰仁区

6月30日〜7月5日、自身初となる台湾にN野鳥倶楽部で遠征して来ました。台湾第2の都市高雄への直行便で往復、主に台湾の南西部と阿里山を周り、86種の野鳥を確認(声のみ含む)し、うちライファーは42種、台湾固有種は19種でした。日程行程は台湾のガイドKさんが設定されましたが、台湾来歴20回以上の練達のNさんがガイドしてくれるので、楽ちんな鳥見旅となりました。食事も美味しく、与那国から100kmしか離れていない台湾は海外に来た感じがありませんが、鳥相は随分違い、色彩もまずまずカラフルで堪能しました。
第一日目(6月30日)高雄空港に午後3時半に到着し、早速、台南市帰仁区へ移動し、レンカク(Pheasant-tailed Jacana)を探しました。ポイントの田んぼに着くとあちらこちらにレンカク。保護策が功を奏して、数が回復しているそうです。
水草の上を歩くのは、レンカクだけでなく、シマキンパラ(Scaly-breasted Munia)もいました。
日本でレンカクが出たなら大騒ぎになるところですが、田んぼの周りには我々のみ。
ヒナの姿も見かけますが、こちらでは抱卵中。レンカクはタマシギと同じく一妻多夫の様で、子育て担当は♂。雌雄容姿は同じですが、尾羽の長さが♀の方が長いそうです。確かに抱卵中の個体の尾羽は短めですね。
したがって、田んぼで、争っているのは、尾が長いので、♀でしょうか。
ここにはセイタカシギ(Black-winged Stilt)の姿も見えます。レンカクは飛翔姿が優雅で良いので、飛んでいるのを主に狙いました。
バン(Eurasian Moorhen)も多くいる様で、よく見かけます。止まっているネットにはピンクの卵塊が。ここでもジャンボタニシは幅をきかせているようです。
夕刻で良い天気なので、光条件は今一つでした。
水草の上を歩くレンカクのヒナですが、頭部と比べるとその長い足指がいかに長いかよくわかります。これであれば、水草の上をうまく歩けそうですね。
相変わらず、♀同士で、争って、飛翔してくれます。

しかし、暑い!しょうがないですが。

次回はここの続きと夕食後の同じ区域の畑を夜間探索して、ヒガシメンフクロウとシロアゴヨタカとの遭遇をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。