アカヒゲ
4月8日(3日目)奄美自然観察の森にて: 遠征も3日目、宿周りの早朝探鳥は成果もなく、宿に戻ると建物の排気口にルリカケスが2羽出入りして、どうやら巣がある様子。この宿は今日で終わりなので、朝食を取り荷物を全てバスに積み込み出発ですが、少し早いので、近くを見ると電線にスズメらしきが止まっています。でも顔が少し黒いので、気になって、一人で近づくとスズメではなく、見たことのない鳥。写真に収めてNさんに見せると「シマキンパラ!」とのこと。籠抜けの台湾で増えたものが拡散してきた可能性が高いようですが、外来種でもとにかくライファーです。ツアーで一人だけ写真に収めることができました。
奄美自然観察の森。昨日の経験で、だいたいの要領がつかめたので狙いを絞って、撮影に臨みます。先ずは、遊歩道の真上で全く人を気にしないオーストンオオアカゲラ。一心に巣穴を掘っています。下には、たくさんの木屑。
続いて、昨日は撮らなかったフレンドリーなアカヒゲNo.3のポイントに向かいます。ここのアカヒゲもあまりさえずらず、遊歩道の近くを動き回っています。大きな岩の隙間に巣があるのか、中に入ったり、隙間から顔を覗かせてくれたりしてくれます。3個体目。
倒木の周りを動き回っていると、もう一羽見えます。どうやらNo.3のお相手の♀のようです。No.1もあまりさずらなかったですが、ペアの♀がいました。ひょっとして、よく鳴くけど姿が見えない個体は、相手がいないので、一生懸命さえずっているのかも?です。♀はなんか可愛いです。でも、♂ほど目立った場所には出てくれません。でもやっと撮れました。
No.3の♂は近くをちょろちょろしてくれ、時にじっと立ち止まります。お気に入りの場所があるようです。
色々な場所でポーズしてくれるので、やっと枝被りなしの画像を撮れました。大サービスです。
そして、何と、ここに止まってくれると嬉しいのになーと思っていた目の前の倒木の上に、まるでお立ち台のようなところに止まってくれました。おかげでバックも抜けた今回最高の写真が撮れました。
たっぷり撮らせてもらったので、ルリカケスをもうちょっとと欲が出てきます。水場の近くで待っていると、狙い通りルリカケスがやってきましたが、なんか色が褪せています。幼鳥のようです。
成鳥もやってきましたが、幼鳥よりは警戒心が強そうです。
別の水場でバシャバシャと音がするので、そっと近づくとルリカケスが水浴びしていました。濡れたルリカケスです。
東屋で待っているとヤマガラやコゲラが木のうろに溜まった水を飲んだり水浴びしたりしています。そこにウグイスも。全くホーホケキョは聞かれないのに、ちゃんといました。珍しいので、写真を一枚。
そうこうしていると、足元を小さな鳥が素早く駆け抜けていきます。飛んで行った方を探すとアカヒゲ♂がいました。脇の黒い模様が違う4個体目。
アカヒゲNo.3のポイントにまた戻ると皆さん上の方にカメラを向けています。亜種リュウキュウキビタキです。喉元にオレンジ色味がなく、背中が少し緑色がかって、全くさえずりが亜種キビタキとは違います。次回の日本鳥類目録の改訂では、別種になるのでしょう、きっと。
写しているとアカヒゲも出てきます。どちらを写そうか嬉しい悩みです。
枚数が多くなったので、奄美自然観察の森編は次回に回します。なので、次回は、残りのアカヒゲ、リュウキュウキビタキと8日夜のナイトツアーでの、アマミヤマシギ、アマミノクロウサギ、アマミイシカワガエル等をアップします。
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