今月の表紙はハツユキソウです。
花では無く、白く縁取られた葉から、この名が付いたようです。
確かに花は小さくてあまり目立ちませんが、この花、よく見るとちょっと(かなり?)変わっています。
花弁は4枚。
4枚が四方に均等に付いていても良いと思うのですけれど、1ヶ所広く空いている部分があります。
咲き始めは、この隙間にちょっと違和感を感じる程度なのですが、受粉すると「雌しべ」が伸びて膨らみ、花弁の外側へ垂れるようになってきます。
「不必要な空き」だと思われた花弁の空きは、垂れ下がる雌しべの為のものだったのですね。
それにしても、こんなに垂れ下がらなくても良さそうなのに...。
きっと人間にはわからない、この花なりの”事情”があるのでしょう。
急に寒くなった今年は、初雪も早いかもしれません。