昨日の帰り、温泉(小千谷の「ちぢみの里」)で早めの夕食に地元のお蕎麦を食べた後、後ろに座っていたおじさんが
「小千谷の蕎麦はどうかね?」
と声をかけてきました。
「おいしいお蕎麦ですが、私は、湯沢のへぎ蕎麦の方が好きかな...。スミマセン」
と言うと、
「そうか~、湯沢の方がおいしいか。
まぁ、ココの蕎麦も「まぼろしの蕎麦」だけれど、70点くらいだしな」
(なんでも、こちらのお蕎麦を作っている方の打つ蕎麦は、ココができるまでは門外不出(?)で食べることができなかったそうです)
こちらのおじさん、「蕎麦通」のようで、そこからひととき「蕎麦講義」を聞かせていただきました。
「蕎麦も、関越道を下って埼玉まではおいしいわな。
新潟は柏崎までだね。
そこから先はダメだ」
(と、いうことは、しんのうクンのお友達(@糸魚川)クンは、おいしいお蕎麦を食べていないということ?)
「ココのお蕎麦が70点ということは、一番美味しいお蕎麦はどこへ行ったら食べられますか?」
と聞くと
「わたやか、かどやかな」
(メモメモ。今度寄らせていただきます!!)
「では、そろそろ・・・」
と席を立とうとすると、
「お姉さん、ちょっと」
(注・「お姉さん」という単語に引き止められた訳ではありません)
「とびきりの美人、見せてやっから」
と携帯を取り出しました。
(私をムシして、冷たく部屋を出て行く我が家の一行)
お孫さんか、とびきり若くて美人な奥さんを自慢したかったりして?!?
と思いながら、おじさんの手元を見ていると、画面に現れた1枚の写真。
そこには、太い木の幹(何の木かはわかりませんでした)に、ビッシリと生えているナメコが写っていました。
「さっき採ってきたんだ、スーパーの大きな袋に2つ採れた」
「スゴ~イ!!どこでですか?」
「この、すぐ裏の方。
あと、ゼンマイがムシロに5枚くらい」
「あるところには、あるんですね。こんなに立派なのが」
「ん。足止めして悪かったね」
「いえいえ、貴重なモノを見せていただいて、ありがとうございました」
廊下に出て、待っていた一行にその話をすると、母上様が
「写真だけじゃ無くて、モノはくれるって言わなかったの?」
「・・・・・」
写真だけでしたが、確かに、あんな”美人”初めて見ました。
(私だけだったら、おじさんとお友達になって、キノコスポットを教えてもらえたかも?
...ナンテ)