元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

音楽プロデューサー

2007年03月18日 | 音楽・楽器
音楽プロデューサー、音楽ディレクターとは
どういった仕事なのか今まで詳しくは知り
ませんでした。

小室哲哉や、つんくが、ヒットチャートを
騒がせまくったので、作詞、作曲、レコーディ
ング指揮とトータル的にアーティストをプロ
デュースする人をプロデューサーだと勘違い
しがちです。

しかし、作詞、作曲、編曲をバンドや、シン
ガーソングライターが自身でやっている際も
だいたいプロデューサーが付きます。

なので、レコーディング・エンジニアのトップ
で、PA機器操作の責任者の事なのかな?と
誤解していました。

昨夜テレビを見ていると、音楽プロデューサー
見習の20代の女性がクローズアップされて
いました。

彼女はレコード会社に就職していて、最初は
新人歌手のプロモーターとし、ラジオ、テレビ
CD屋に売り込み営業をし、街頭キャンペーンでは
木箱のステージを運んだり、街行く人々にチラシ
を配ったりしていたらしいです。

すぐに当初から希望していた演歌部の制作課に
配属されました。

毎日の仕事の殆どは、膨大なテープ、MD、CD、
を聴くことです。

その音源は素人がプロを目指し、歌を録音し
たものです。

まだ入社1年目の彼女が、客観的な価値観
で判断するのは難しいと思います。そんな、
彼女の好みによる主観で、合否を簡単に
出していいのでしょうか?彼女がボツにした
音源は、上層部は勿論、社内の誰も聴く事
なくボツになります。素人音源の最初の合否
判断者とし一任されているとは言え、夢と
希望を持って録音し投函した素人歌手の音源を、
ほんの数秒サビ手前ぐらいまで聴いてボツに
するのは可愛そうすぎます。テーブル中に
高く積まれた全ての音源を聴かなければいけ
ないので仕方ないのかもしれませんが、
レコード会社の看板になるような大型新人
を発掘しそこなってる可能性もあります。

そんな、毎日テープを聴く事に明け暮れて
いる彼女が、見学では無く、音楽ディレク
ターとしデビューする日が密着されていまし
た。

歌手、先輩プロデューサー、作詞家、作曲家、
エンジニア数人がいて、彼女はディレクター
とし総指揮をします。

歌入れは、最初から最後まで歌った物の中で
1番いいテイクを使うと思っていましたが、
これがパズルのように複雑です。

リハーサルではプロデューサーや、作詞家、
作曲家が何十回も歌唱指導をし、「違う。
違う。違う。感情がこもってない」と歌手
に怒鳴りつけながら形にしていき、本番
録音です。

10テイクぐらいフルで歌ったものを、細
かく区切ります。歌のブレス部分で区切り、
「歌い始めは3テイク目で、次は6テイク目、
次は1テイク・・・・・」と、10テイク内
のいい部分を繋ぎ合わせ1曲にします。

その、どのテイクを使うかを決めるのが
ディレクター、プロデューサーの仕事です。

これが大変な作業のようです。新人の女性
ディレクターが1曲分の繋ぎ合わせを決め
エンジニアに渡しても、プロデューサー、
作詞家、作曲家が「はぁ?ここは7テイク
か?3テイクの方が寂しさがこもってる」
と言われ、完成するまで大変そうでした。

こういった作業が、ドラム録り、ベース
録り、ギター録り、キーボード録り、と
1パートごいに繰り返されていると思う
と気が遠くなりそうです。

イングヴェイ・マルムスティーンのよう
にプロデューサーが「このテイクが最高」
と言っても「これはクソだ。こっちの方が
いい」や、プロデュサーが「もう1テイク
録ってみよう」と言っても「いや、今の
ギターソロでOKだ」などと、イングヴェイ
の意見が100%反映されるレコーディング
で何故プロデューサーが必要なのか分かり
ません。

でも、こういった今のレコーディングスタ
イルがいいとばかりは言えない。あんな、
パズル作業のようなレコーディングが出来な
かった60年代などはライブレコーディング
が普通でしたが、バンドメンバー全員が
顔を合わせ、同じスタジオ内で「ワン・ツー・
スリー」ジャーーーン!!と各パート同時に
録音していた時期の方が臨場感があった。

再結成の実情

2007年03月18日 | ♪ハードロック/ヘヴィメタル∮♭
HR/HMに限った話ではありませんが、1990年代
からバンドの再結成ブームが続いています。

ファンの思い入れが強いバンドが、年齢を重ね
長年のブランクを経て再結成した場合、現状に
失望するケースが少なくないです。

学校のおしとやかなマドンナが、同窓会で会う
と、ベラベラ喋り倒すオバタリアンに変貌して
いるようなものです。美しかったものは、その
まま思い出で持っていた方が幸せな事もありま
す。

再結成の失敗例が山ほどあるのに、何故再結成
するのか不思議です。かつての栄光を取り戻し
成功するケースなんて極僅かです。

再結成にファンが期待するのは、新曲でも、
新スタイルでもないです。かつての音楽性、
かつてのスタイル、ライブでは過去の名曲を
聴きたいです。

でも、バンド側はファンの思いとは裏腹に、
今だ現役ぶりを発揮しようとします。今の
ロック・キッズを大幅に獲得し、第1線の
音楽界に返り咲こうと意気込むケースが多い
です。

しかし、現状は、ファンが期待するものとか
け離れた音楽性にファンは失望。今のロック
キッズはおじさんバンドなど見向きもせず、
ただの的外れ再結成になってしまいます。

落ちぶれたミュージシャンが大金を目当てに
再結成したり、自分の原点を振り返りたく
再結成したり、過去の解散理由になった問題
が解決しまたバンドをしたくなったり、ソロ
でキャリアを積んだミュージシャンがファン
サービスの為に再結成したり、利益が見込める
バンドをレコード会社が再結成させたり、
色んな理由で再結成されます。

しかし、若い頃よりもパワフルで、声も出て、
パフォーマンス、曲、演出も、過去より素晴ら
しく、旧ファンが絶賛、新たなファンも大幅
獲得なんてバンドはほとんどいないです。

レコード契約期間にヒットを出せず打ち切り
による解散や、音楽性・人間性の違いによる
仲間割れの解散などが多く、ソロでも人気低迷
した場合に起死回生の最終手段として再結成
する場合が多いようです。

かつてのビッグ・バンドの場合は、タイミング
を見てレコード会社側が猛烈アタックし、復帰
させる場合も多いです。ショービジネスから
完全引退し、一般社会人とし着実に歩んできた
人が、また再び浮き沈みの激しい業界に戻る
事は一大決心です。レコード会社が捨て駒で、
一過性の話題作りの為に復帰させると分かっ
ていても、何故再結成に踏み切るかと言うと
かつての自分を取り戻したい気持ちと、多額の
契約金で動かされるのだと思います。
一発の打ち上げ花火後の人生もある程度保障
されるぐらいの多額の契約金が支払われる
事も珍しくないです。

ただ僕が納得いかない再結成は、名ばかりの
詐欺まがい再結成です。オリジナルメンバー
でも、黄金期メンバーでも無く、ファンの間
で馴染みが薄いメンバー(短期間在籍してい
たメンバー)や、オリジナルメンバーは1人
で他は新構成メンバーでの茶番的な再結成も
あります。過去と同じバンド名を名乗り、
曲も過去の名曲とは言え、ファンが応援し
ていたメンバー構成と異なるような再結成
は再結成とは言えません。

ありえない話ですが、有名な邦楽のバンドで
例を挙げてみます。もし、ビーズが解散し、
松本孝弘と稲葉浩志抜きで、ビーズが再結成
されても誰もビーズと認めないはずです。
昔、ビーズのレコーディングに参加した経歴や、
ビーズのライブのサポートメンバーだった
とかではファンは認めません。そんな形の
ビーズなんて誰も聴きたくないです。

しかし、そういった再結成が現実に起きて
います。中心人物が他界したり、再結成に
同意しない中心人物がいる段階で、再結成
不成立で不可能なはずなのに、強引に代役
を入れ再結成したりしています。

過去より多少落ち目になってでも、過去を
再現してほしいと願うファンを裏切ると、
ファンの顰蹙を買うだけです。

過去との離脱で、新路線がウケ、成功を
見事に手にし現役復帰したバンドもいます
が、そういったバンドはほんの一握りな
特殊ケースです。

第1線バンドと対等に張り合おうとか、
過去の曲を今風にアレンジし直そうと意欲
を出せば出すほど、空回りします。

金属泥棒

2007年03月18日 | 小ネタ
最近も連日のように金属泥棒が発生していますが、
ニュースなどで報道されているのは、事件の一部
であり、1月、2月だけで国内で1756件の
金属泥棒が起こっています。

被害総額4億円強です。

組織ぐるみの犯行もあるようですが、身分証の
提示なしに買い取る屑鉄業者も沢山あるようで
個人が安易な小遣い稼ぎにするケースも多い
ようです。

今までガードレールや、マンホールの蓋、
電線などが金になるなんて知らなかった人達が
一連の事件報道を見て「こりゃいい。街中に
金目の物が転がっていて、強盗よりもリスク
が低い。俺が盗んだところで、黒い組織の
犯行だと片付けられる。どさくさでバレない。」
なんて安易な犯罪者もいるのだと思います。

オレオレ詐欺同様に、全国に飛び火しています。
オレオレ詐欺や、架空請求は我が家にもあった
ほど身近な問題です。先月、金属泥棒も僕が住ん
でいる唐津市で起きました。

こういう、悪の連鎖、悪のブームが起こる日本
は病んでいると思います。倫理観、道徳心は
何処にいってしまったのでしょう。

治安がいい国、良識ある国民、それは過去の
日本象かもしれません。