元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

ハードロック/ヘヴィ・メタルのギター名盤

2007年03月28日 | ♪ハードロック/ヘヴィメタル∮♭
ロック誕生期からギターはバンドの花形パート
です。特に、ジミ・ヘンドリクスのファズを
効かせ歪みまくった不良サウンドは、若者の
ハートをグッと掴み、ジミ・ヘンドリクス以降
のHR/HM系は今もなお、ギターがバンドの良し
悪しを左右していると言っても過言では無い
です。

そんなギターが引っ張ってきたHR/HM界の
必聴盤を10枚紹介します。とても、とても
10枚だけ選出なんて不可能ですが、これ
だけは最低限聴いていないとハードロックは
語れないと言える、ロックの歴史に残り続け
る名盤中の名盤のみ紹介します。
今回は、業界屈指の革命的ギタリスト、楽曲
の優秀さ、知名度の高さ(大衆支持)なども
考慮し選びました。

■ジミ・ヘンドリクス
「アー・ユー・エクスペリエンツ?」
サイケデリック・ロックのジミ・ヘンから
全ては始まった。当時は、クリアなサウンド
を追求するメーカー、プレイヤーの時代に
とにかくエグイサウンドを前面に打ち出した。
パフォーマンスのアグレッシブさもあり、ギタ
リストで彼からの影響を受けていない人は少数
です。

■ディープ・パープル
「ライブ・イン・ジャパン」
ディープ・パープルの真骨頂はライヴにあり。
スタジオテイクは予告編みたいなもので、
ライブでのインプロヴァイズしまくる第2期
ディープ・パープルの魅力が濃縮されています。
このバンドのリッチー・ブラックモアこそ、
僕の永遠の師匠であり、神のギタープレイです。

■レッド・ツェッペリン
 「Ⅲ」
ディープ・パープル同様に、メンバー皆の演奏力
は業界トップクラスでした。直球のDPに対し、
斬新な実験を繰り返したレッド・ツェッペリンが
残した名演、名曲が後に与えた影響は大きい。
ギターのジミー・ペイジは、世界3大ギタリスト
で「下手ウマ」と言われている。ギターソロの
テクニックうんぬんより、リフ、楽曲クオリティ
の高さ、革新さで群を抜いていた。
多くのファンは「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅳ」を挙げ、「Ⅲ」
を飛ばしますが、僕はアコースティックナンバー
が多い「Ⅲ」が1番好きです。

■スティーヴ・ヴァイ
「パッション・アンド・ウォーホール」
80年代以降のバカテク系で、まず名前が浮かぶ
のはスティーヴ・ヴァイです。デイブ・リー・ロス
やアルカトラスやホワイトスネイク時代もいいです
が、ソロアルバムはまさに奇才、鬼才です。現代
プログレッシブ屈指の神業です。このアルバム以降
の方がずっと前衛的芸術色濃い作風になり好きです
が、商業ベース・大衆ウケを狙った本作が入門者には
1番聴きやすいです。

■ヴァン・ヘイレン「1984」
アメリカン・ハードロック界で、高等テクニック、
パフォーマンス、ルックスのよさ、楽曲の高さなど
で、長年の活動休止中でも第一の線人気を維持し続け
ているヴァン・ヘイレン無くして、近代ロックは
語れない。今ではギター界で普通に成っている演奏スタイル
の数々は、ほとんどエディ・ヴァン・ヘイレンが
作り出した。ソロの凄さは勿論、バッキングも
個性的です。

■ジョー・サトリアーニ
「サーフィン・ウィッチ・ザ・エイリアン」
有名ギタリストのサブセッションバンド「G3」の
リーダー(固定メンバー)兼発案者です。日本で
はディープ・パープルのリッチー・ブラックモア
代役でツアーに同行し一躍有名になりましたが、
ギター界ではNo1の男です。何がNo.1かというと、
ジェフ・ベックの「ブロウ・バイ・ブロウ」を
遥かに超えるセールスで、インストゥルメンタル
ギターアルバムでトップのセールスという快挙
を起こした男です。スティーヴ・ヴァイに手とり
足とり、ギターを教えたのもジョーです。

■ミスター・ビッグ
「パンプア・ヘッド」
僕たち世代(今28歳)で、ミスター・ビッグを知らない人は
少ないと思います。アメリカでの低迷に比べ、
日本ではエアロスミス、ボン・ジョヴィ並の大物
です。メンバー皆が強烈なテクニシャンでありな
がらも、基本的には楽曲重視で演奏は抑えている
ものが多いです。僕たち世代で、一番人気のギタ
リストはポール・ギルバートです。同級生は、
皆こぞってポール・ギルバートのコピーをし
ました。ポール・ギルバートのテクニックという
とレーサーXでの弾き倒しっぷりをプッシュ
すべきですが、ミスター・ビッグの方が明らかに
知名度が高いの、このアルバムを紹介しました。

■パンテラ
「ヴァルガー ディスプレイ オブ パワー」
90年代以降のヘヴィネス系バンドは、全て
パンテラの影響と言っても過言ではありません。
スラッシュメタル界きっての極悪サウンドは、
脳内を激しくシェイクされます。重たいリフ
とダークな曲の決定版です。真似をしたバンド
が多くいますが、殆どは音楽では無くなった
雑音でしかありません。パンテラは、演奏力
も曲も最高です。激しさに貪欲になった人は
必ず到達するバンドです。

■イングヴェイ・マルムスティーン
「セブンス・サイン」
80年代ギター戦国時代はイングヴェイから
始まった。ランディ・ローズ、マイケル・
シェンカー、エディ・ヴァン・ヘイレンが
火種を起こし、イングヴェイがガソリンを
撒き散らしたようなものです。イングヴェイ
がリッチー・ブラックモアのスタイルを
より誇張したのがネオ・クラシック・ロック
です。デビュー当時のインタビューでは
「俺はロックは聴かない。好きなギタリスト
なんていない。俺に影響を与えたのはヨハン・
セバスチャン・バッハだけさ」等と言って
いたのがウケたのか、クラシカル系ギタリスト
はこぞってロックの影響を否定し、皆口々に
「ベートーベン、ヘンデル、ヴィヴァルディ
が好きだ。ロックなんてガキの音楽だ」などと
言い、自分達はロックとは次元が違うと主張
していたのが、今となっては滑稽です。
近年では「X-JAPAN」のヨシキがロック
の影響を否定していたが、彼らがやっていた
音楽は典型的なネオクラ、ジャーマンメタル、
パワーメタル系でした。
速弾きブームは短命でしたが、今も熱狂的
ファンが大勢います。

■ドリーム・シアター
「イメージ・アンド・ワース」
プログレッシブ低迷期に、プログレッシブ&
ヘヴィメタルという新スタイルで音楽界の常
識を覆したバンドです。近年、プログレッシブ
スタイルのヘヴィメタルバンドが続々出ていま
すが、ドリームシアターの影響が大きいと思い
ます。ジョン・ペトルーシは、ヌーノ・ベッテン
コート、ポール・ギルバートと並び、90年代
3大ギタリストと言われています。近年、テク
ニカル系ギタリストの中でも特に超絶技巧派
です。