遅ればせながら1月4日に放送されたテレビ番組
「天下統一!三武将SP「信長VS秀吉VS家康…真のリーダーは誰か」
について書きたいです。
昔から「信長が餅をつき、秀吉が餅をこね、家康が餅を食う」
というように、徳川家康が一番苦労せずに政権を奪い取り、平穏な
江戸幕府を築きました。徳川家康は計算高い男で、長いものに巻か
れるタイプだったのかもしれません。
この3武将を読んだ俳句に、
織田信長「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」
豊臣秀吉「鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス」
徳川家康「鳴かぬなら 鳴くまでまとう ホトトギス」
と、あるように徳川家康は天下取りを急がず、織田信長が
天下取り目前に死に、したたかな豊臣秀吉が天下取りを
引継ぎ、豊臣秀吉死後、豊臣家の継承を横取りした徳川家康
が一番したたかだったと思います。
僕はこの番組を見て以来、戦国時代について物凄く興味が
湧きました。表面的な歴史番組ではなく、色々と交錯した
人間ドラマが非常に面白かったです。親子兄弟が敵同士に
なったり、今日の友が明日の敵になったり、家臣から暗殺
されるようなクーデターがあったり、裏切り前提の友好関係
を築いたり・・・身内や、家来たちも信じられない時代とい
う戦乱の世の中は面白い。
また、戦国時代には、火縄銃を使った戦も始まり、いち早く
導入した織田軍は火縄銃のお陰で勝ち進めたとい思います。
また、織田信長は、今までの常識をブチ壊し、一大革命を
行いました。それゆえ保守派の反発も多く、織田信長は
ワンマンさを貫き、家臣たちが絶対服従する為に、反対派に
冷酷な仕打ちをしました。その見せしめ行為により、織田信長
に意見出来る者はいなくなりました。戦も寸前まで一切の手法
を明かさなかったのは、家臣を信用していなかったからです。
家臣に裏切り者、スパイが紛れている事が多かった時代背景
からすると織田信長のやりかたは賢明だったのかもしれません。
また、この時代は、情報戦、心理戦が巧みに使われています。
豊臣秀吉は庶民との交友関係が広く、大衆の噂話などを巧み
に利用し、情報操作をする事で敵を撹乱させていました。
今で言うとサクラによる口コミ情報の操作みたいなものです。
また、豊臣秀吉は人たらしのプロで、人に好感を持たれる
術に長けていました。それゆえ、前代未聞な出世を果たしま
した。
徳川家康は、服部半蔵率いる忍者部隊を使い、スパイ行為で
数々の極秘事項を事前に知る事が出来ました。また、戦国時代
最強の騎士隊を率いる武田軍(武田信玄死後)をヘッドハンティ
ングした事で、最強部隊を形成しました。
天下分け目の合戦である、関ヶ原の合戦では、高見の見物を
しながら戦況を伺っていた小早川軍が徳川軍からの威嚇射撃を受け、
石田軍との契約を裏切り
(小早川の親戚類は数多く石田軍にいました)、徳川軍に
加担しました。それをキッカケに、脇坂安治軍、小川祐忠軍、
赤座直保軍、朽木元綱軍が石田軍を抜け、徳川軍に寝返り
ました。そして、徳川軍の圧勝で徳川幕府は開きました。
日本男児は本能的にサムライ・スピリットがあるのか、戦国時代
はワクワク・ドキドキさせますね。最近、戦国武将を紹介している
本を読んでいますが、面白いですし、当時の武将の生き様を知る事で
力がみなぎってきます。