南さつま市笠沙町にある大当(おおと)集落は石垣群の里として知られる。
石を積み重ねた石垣に囲まれる集落はここも薩摩半島なのかと驚くくらい特異な景観を形成している。
湾は玉林小学校在籍中、夏の海水浴に通ったところ。
集落の下の方の石垣。大小の石が高く積み上げられている
大当の入口にあるバス停。鹿児島交通が野間半島の生活の足になっている。
集落内の石垣群を示す案内板。集落内が広範囲にわたり石垣に囲まれている。
坂を登ってみた。傾斜地に沿って家が建ち、それらを囲むように石垣が連なる。
よくここまで石を積み上げたものだと思う。それぞれの家を風雨や潮から守るように石垣が続く。
防風や防潮を目的とする石垣は愛媛県の外泊集落が有名だが、日本各地で見られる。
時間がないので車に戻ることにした。遠くに鹿児島交通のバスが見える。
子供の頃、父の車で野間半島の先端のローラン局跡まで行ってみたことがある。
細い山道をくねくねと30分くらい走ると、急に視界が開け比較的広い平地と住居跡があった。
ローラン局員の住居だったのであろう。そこから見える東シナ海は実に雄大であった。
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