鹿児島歴史みてあるき  ~ 外城・四季・フォト ~

     2007年から始まった薩摩藩・麓(外城)巡りの記録。各地を訪れた四季折々の風景。日々の暮らし。

2011 二階堂家住宅

2011-06-08 | 麓-肝属地区

高山麓の中心からすこし離れた場所に二階堂家住宅がある。江戸期1810年建立。国の重要文化財に指定。

二階堂家は鎌倉幕府の要職を務めた有力御家人でそのなかの一流が鎌倉後期に薩摩に下向した。

阿多(田布施)に定着して島津家の家臣となった後、義久公の命により高山に移り、現在の大林坊屋敷を拝領した。

その子孫が連綿として今日まで400年にわたりこの地に永住しているという。

二階堂家住宅の表門。茅葺の武家門。

 

二階堂家の茅葺門。他に加治木の曾木家、入来の入来院家、大口の祁答院家にある。

 

オモテとナカエを備える薩摩藩南部の典型的な民家。手前がナカエ。

 

 

 

 

故二階堂進氏の胸像。その昔、東京・神楽坂交差点で二階堂氏を目撃したことがある。

大型のキャデラックの後席に座っていた。

 

雨量の多い鹿児島らしく庇が深い。庇を複数本の細い柱で支えている。

 

二階堂家住宅の日本庭園。

 

 

オモテの建物は修復の際にもとあった場所から南西に30メートル移動したという。

江戸期に建てられた二階堂家住宅が現在まで残ったのは高山麓の中心から少し離れているからかもしれない。

撮影:平成23年6月3日



最新の画像もっと見る

コメントを投稿