アヱネアスの話したことが会議の冒頭の言葉となって会議が始まった。イリオネスが一同と目線を合わせる。
『会議の本題に入る。我々には同時に進めなければならない事案が重なっている。その事案の説明と役務を担当する責任者を決めたうえで、我々の『これから』に当たっていく。担当責任の各自が事案の構想をまとめたうえで、明後日の朝からの会議で打ち合わせ、実行に移していく。我々がこの地に来て砦を築き、城市を形成していくのであるが、日々の営みの事もある、今日明日と時間を割いて、このことの構想をまとめ、段取りをつくってほしい。特にオロンテスところは、日々の営みの事に当たっているわけだ。大変だろうがやってもらわないといけない』
ここまで言って一同を見まわした彼は、彼らの息の合い具合を確かめた。イリオネスは、一同の意思と思考、呼吸の合致を図った。彼らの気は合っている、話を進展させるにいい雰囲気である。彼は意気込んだ。
『事案を考え、構想しなければならない件は三つである。先ず第一は、築砦の事である。第二は、日々の営みの件である。そして、第三は、我々がどのようにして民族として、その体制を維持していくか。ということである。それでこれらの事を統領と話し合った。それが君らの賛同を得る事ができるのであればそれで行きたい。これからその案を述べる。お~お、それでいいということであれば、責任担当としての役務を君らにになってもらう。いいな。第一の担当としてオキテス隊長。第二の担当がオロンテス。第三の担当がパリヌルス。この三つを総括担当すのは、この俺だ。各担当を補佐するのはこの俺と責任担当以外の二人がこの任に当たる。それを線を引いて図にするとこのようになる』
と、イリオネスは、言いながら木板に線を引いて書いたものを一同に見せた。
一番上に アヱネアス の名があり、線が引かれて イリオネス 、その下に三人の名が書かれて、さらにその下に三つの部門を補佐する者の名前が書き記してあった。
『会議の本題に入る。我々には同時に進めなければならない事案が重なっている。その事案の説明と役務を担当する責任者を決めたうえで、我々の『これから』に当たっていく。担当責任の各自が事案の構想をまとめたうえで、明後日の朝からの会議で打ち合わせ、実行に移していく。我々がこの地に来て砦を築き、城市を形成していくのであるが、日々の営みの事もある、今日明日と時間を割いて、このことの構想をまとめ、段取りをつくってほしい。特にオロンテスところは、日々の営みの事に当たっているわけだ。大変だろうがやってもらわないといけない』
ここまで言って一同を見まわした彼は、彼らの息の合い具合を確かめた。イリオネスは、一同の意思と思考、呼吸の合致を図った。彼らの気は合っている、話を進展させるにいい雰囲気である。彼は意気込んだ。
『事案を考え、構想しなければならない件は三つである。先ず第一は、築砦の事である。第二は、日々の営みの件である。そして、第三は、我々がどのようにして民族として、その体制を維持していくか。ということである。それでこれらの事を統領と話し合った。それが君らの賛同を得る事ができるのであればそれで行きたい。これからその案を述べる。お~お、それでいいということであれば、責任担当としての役務を君らにになってもらう。いいな。第一の担当としてオキテス隊長。第二の担当がオロンテス。第三の担当がパリヌルス。この三つを総括担当すのは、この俺だ。各担当を補佐するのはこの俺と責任担当以外の二人がこの任に当たる。それを線を引いて図にするとこのようになる』
と、イリオネスは、言いながら木板に線を引いて書いたものを一同に見せた。
一番上に アヱネアス の名があり、線が引かれて イリオネス 、その下に三人の名が書かれて、さらにその下に三つの部門を補佐する者の名前が書き記してあった。