『お~お、オロンテス、ご苦労ご苦労。急づくりにしては、上出来の祭壇ではないか、なかなかいい。これで儀式はいける、ありがとう。ところで儀式催行の事もある、開宴は何時にするか、打ち合わせをやろう』
『私としては、太陽があの木のてっぺんに来たら、開宴しよう。その算段で作業を進めています。儀式をやるとすれば少々早めなければなりませんな』
『よしっ、判った。あと少々、時間がある、全員召集の手配、指示をそれに合わせる』
『判りました。私のほうもそれで段取りをしていきます。焚き火のシマ、酒樽の配置はすでに終わっています。頃合いをみて、焚き火に火付けをやります。それに合わせて全員を場につけてください』
『判った。その手配は俺がやる。オロンテス、頼むぞ!』
『判りました』
統領たちのいるところにパリヌルスもオキテスもいる、イリオネスは戻ってきた。
『おう、パリヌルスにオキテス、開宴は太陽があの木のてっぺんに差し掛かった時とした。いいな、全員召集だ。手配を頼む』
『判りました』
二人は、直ちに召集手配に取り掛かった。オキテスは従卒を呼び寄せ手配を終えて、燃料の集積場へと歩を運んだ。
パリヌルスは浜へと向かう。数人の男たちが一艘の小船から浜に降り立つ風景を目にとめ、彼は歩を速めた。
男たちは総勢6人であり、うち4人は小船の漕ぎかたである。一人の男とパリヌルスの目があった。パリヌルスはその男に駆け寄った。
『おう、ダルトン浜頭、ようこそ!』
『お~お、パリヌルス隊長。このたびは、快挙でしたな。私どももこのうえなく喜んでいます。それにしても大変だったでしょう。お味方の損傷はいかほどでしたかな?私どもとても気にかけています』
『それはそれは、ありがとう。戦死は4人、負傷者は三十人余りというところだ』
『そうですか。なくなられた方のご冥福を祈ります』
ダルトンは丁重に受け答えをした。二人は挨拶を終えた。
『私としては、太陽があの木のてっぺんに来たら、開宴しよう。その算段で作業を進めています。儀式をやるとすれば少々早めなければなりませんな』
『よしっ、判った。あと少々、時間がある、全員召集の手配、指示をそれに合わせる』
『判りました。私のほうもそれで段取りをしていきます。焚き火のシマ、酒樽の配置はすでに終わっています。頃合いをみて、焚き火に火付けをやります。それに合わせて全員を場につけてください』
『判った。その手配は俺がやる。オロンテス、頼むぞ!』
『判りました』
統領たちのいるところにパリヌルスもオキテスもいる、イリオネスは戻ってきた。
『おう、パリヌルスにオキテス、開宴は太陽があの木のてっぺんに差し掛かった時とした。いいな、全員召集だ。手配を頼む』
『判りました』
二人は、直ちに召集手配に取り掛かった。オキテスは従卒を呼び寄せ手配を終えて、燃料の集積場へと歩を運んだ。
パリヌルスは浜へと向かう。数人の男たちが一艘の小船から浜に降り立つ風景を目にとめ、彼は歩を速めた。
男たちは総勢6人であり、うち4人は小船の漕ぎかたである。一人の男とパリヌルスの目があった。パリヌルスはその男に駆け寄った。
『おう、ダルトン浜頭、ようこそ!』
『お~お、パリヌルス隊長。このたびは、快挙でしたな。私どももこのうえなく喜んでいます。それにしても大変だったでしょう。お味方の損傷はいかほどでしたかな?私どもとても気にかけています』
『それはそれは、ありがとう。戦死は4人、負傷者は三十人余りというところだ』
『そうですか。なくなられた方のご冥福を祈ります』
ダルトンは丁重に受け答えをした。二人は挨拶を終えた。
