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2012 9/1の拝観報告1(花のいえ)
写真は、關鳩楼の内部。
この日は公開最終日の京都迎賓館に行った日です。
朝からまずは南禅院の写真がなかったので、地下鉄で蹴上駅へ。
さすがにこの時期の9:00頃はガラガラですね。
撮影を終えて”ねじりまんぽ”の方から蹴上駅に向かっていると、何有荘(かいうそう)がガチで改修中。
しかも道に沿った門の内側が工事のため丸見えに!
少しだけ内部が垣間見えました。
けどね、ここは改修が終わってももはや参観できるチャンスは他の南禅寺別荘群以上にないのではないかと思うのですが・・・。
是非見てみたいところの1つではあるのですが・・・。
そして地下鉄で蹴上駅~三条京阪駅→京阪電車に乗り換えて三条駅~東福寺駅で下車し、東福寺の一部の塔頭や寶樹寺門前の撮影へ。
完全にブログ用です。
そして今度はJRに乗り換え東福寺駅~京都駅→嵯峨野線に乗り換え、京都駅~嵯峨嵐山駅で下車です。
嵯峨嵐山駅でレンタサイクルを借りました。
そして最初に向かったのが、ここ”花のいえ”。
元は角倉了以の邸宅で、小堀遠州作の庭園があります。
現在は公立学校共済組合の宿泊、食事の施設です。
本当はここで食事をしようと思ったのですが、”2人以上”ということで却下されました・・・。
しかし「庭園は見ていってください」ということで、本懐は達しました(笑)。
門の左手から入り、關鳩楼(かんきゅうろう)をまわりこみ、枯山水の中庭園に入ります。
結論から言うと、「庭園の手入れが甘すぎ」ます。
こういう公の組合系が所有した際は、予算の問題でしょう、よくあります。
もっとしっかり手を入れれば、見事に産まれ変わりそうなポテンシャルは感じました。
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西本願寺5 書院・飛雲閣参観3(白書院・北能舞台・虎渓の庭)
写真は、虎渓の庭
次の白書院は写真でよく見るところで、この左手の屋外に北能舞台があります。
白書院は門主様のさらにプライベートなお客様をもてなす場で、手前から三の間(孔雀の間)、二の間、一の間の構成になっています。
角を曲がって横からと2方向から見られます。
こちらも非常に豪華絢爛な作りで、孔雀の間の襖絵はもちろん孔雀で、二の間との間の欄間にも孔雀と牡丹が透かし彫りされています。また二の間と一の間の間の欄間は藤の透かし彫りで、いずれも見事なものです。
一の間は上段の間(1段高い)で、天井も折上格天井です。
北能舞台は、日本最古の能舞台で現在は使用されていません。
音響に非常に音響効果にこだわった造りになっています。
能舞台では唯一の国宝だそうです。
順路は角を右に曲がりますが、この角に門主様の着替え部屋があります。
ここの廊下だけ床が“ウグイス張り”になっており、歩くとキュッキュッと音がします。
これは着替えの際には警備が薄くなるので、他者の接近を分かり易くするためだそうです。
そして廊下の突き当たり左奥には非公開の黒書院があります。
順路に沿って右に曲がると、東狭屋の間(ひがしさやのま)です。
この天井には様々な形の書物が描かれていますが、その中に1匹だけ猫が描かれています。
大事な書物をねずみにかじられないように“八方睨みの猫”を描いて番をさせているそうです。
この屋外が“虎渓の庭(こけいのにわ)”です。
枯山水の庭で中国の盧山をモチーフにしています。
御影堂の屋根自体が、その盧山としてこの庭園の借景になっています。
法要での公開時は、虎の間の玄関から出ます。
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50代 長崎 男性さまのご質問への回答
写真は、紅葉の天授庵
9月のアンケートのコメントに質問がありました。
ご質問は、
「11月下旬に庭園中心の見学に行きたいと思っています。ご推薦の庭があればよろしくお願いします。」
です。
出来たら、ブログのコメント欄で質問して頂いた方がありがたいです。
されど見つけてしまった以上、放っておけないのでお返事します。
回答
もちろんこれは紅葉がきれいなところということでいいのでしょうか。
まずは予約が必要ないところから。
霊鑑寺
南禅寺 天授庵や南禅院
白河院庭園
金戒光明寺
圓徳院
東福寺 通天橋
泉涌寺 今熊野観音寺、来迎院周辺
雲龍院
北野天満宮 御土居
宝鏡寺
妙顕寺
龍安寺
妙心寺 大法院
天龍寺 宝厳院
二尊院
宝筐院
厭離庵
源光庵、光悦寺、しょうざん
圓光寺
西村家別邸
事前に予約が必要なところ
妙覚寺
東福寺 退耕庵
予約は面倒ですが、混雑を確実に回避できます。
もし旅行日程に平日が3日ある時
仙洞御所
修学院離宮
初日に宮内庁京都事務局に出向き、翌々日の予約を取ります。
思いつくままに挙げてみました。
しかし実際にまわる際には、渋滞を加味する必要がありますので、ランダムに選んでまわるというのは実現困難であると思われます。
エリア、交通手段をよく考える必要があるでしょう。
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