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2012 9/1の拝観報告3(直指庵)


写真は、本堂

大河内山荘を後にして、ひたすら北上します。
常寂光寺、二尊院、祇王寺などメジャー処はすべてパス。
途中で嵯峨有心堂を外から”じーっ”と見つめ(怪しい(笑))、”中がみたいな”なんて思いながら今後は東へ向かいました。

大覚寺前で北に再度方向を転換し、向かったのは”直指庵(じきしあん)”です。

ここはゆっくりするには最適です。
当日も僕以外に訪問者はなし。
ただし、夏は長袖持参がいいです。
蚊が多いんです。
もちろん僕は用意していきました。

拝観の詳細は本編を参照してください。

ここの本堂でぼんやりします。
幸い日常で特にツライことはないんですが、我が家にはない”静けさ”がここにはあります(笑)。

今回は想い出草ノートを書かなかったです。
それも忘れるぐらいぼんやり・・・。
行かれたことがある方は分かると思いますが、ここはそういうところです。

やっぱり行ってよかったです。

この後、嵐山で最後の”野暮用”を済ませて、JR嵯峨嵐山駅へ戻りました。
嵯峨嵐山駅~円町駅まで乗車し、市バス203系統で西ノ京円町~烏丸今出川で下車し、当日最後の京都迎賓館に行った次第です。

この日は久しぶりに結構歩いたので、翌日から節々が痛かったです。

秋に向けて歩行持続距離を伸ばしておこうと思いました(笑)。

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西本願寺8 飛雲閣初層内部・憶昔


写真は、滴翠園の澆花亭。

5/21の宗祖降誕会の際には、南能舞台で能の奉納と飛雲閣の1階でお茶席があります。

まず龍虎殿で志納金5000円以上納めると、お茶券と観能の券が頂けます。
2012年は、観能が5/21、飛雲閣でのお茶席が5/20の午後と、5/21の午前中にありました。

お茶券を持って飛雲閣の西側の入口に向かいます。
ある程度の人数になると、団体で案内されます。
滴翠園に入ると、滄浪池(そうろういけ)に浮かぶ飛雲閣が見えます。

この正面に架かる石の龍背橋を渡り、飛雲閣の初層である招賢殿(しょうけんでん)に入ります。
右手が1段高い“上段の間”で、上座です。
まず左手に回り込みます。
左手には正式な入口である“舟入の間”があり、船着き場があります。
本来は船で滄浪池を渡り、ここから入るのです。
左手の突き当りに木戸があります。
この奥が茶室の憶昔です。
左手の下座が、瀟湘 八景(しょうしょうはっけい)が描かれた“八景の間”、右手の上座方向に雪柳図が描かれた“柳の間”があり、さらに右の上座が先程の1段高い“上段の間”です。

この八景の間と柳の間の左右に1列ずつ座ります。
座るとすぐにお茶菓子が来ます。
これは1つずつ自分で取って、隣にまわします。
すぐにお抹茶が来ますが、大人数で1人に1人ずつ一気に持って来られるので、すごいスピードです。
その間下座では、寺職の方が飛雲閣の説明をずっとされています。
お茶とお茶菓子を頂くや否や退出を促されるので、実際に飛雲閣内に居たのは10分ぐらいだったでしょうか。

憶昔(いくじゃく)
2014/10/18と10/19に開催された「西本願寺の誘い」のイベントにて、“八景の間”と“柳の間”でお薄を頂いた後、茶室の憶昔に入れて頂きました。
飛雲閣の内部1階の左手突き当りにある木戸を開けると水屋があり、正面右手に茶道口があります。
茶道口を入ると半畳あり、その左手に点前座1畳、そして奥に並んで2畳あります。
点前座の背後の壁には”憶昔”の扁額があります。
2畳の右手が床の間、左手が池に面した付書院です。
天井は一面の蒲天井。
周囲の壁も紅殻です。

3畳半のお茶室のさらに奥には1畳半の相伴席があります。
この辺りは燕庵と同じです。
相伴席の天井は化粧屋根裏で、左手奥に躙口があります。




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