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重山文庫
写真は、外観
重山(ちょうざん)文庫は、広辞苑の編集者である新村出(しんむらいずる)の邸宅が2017年から記念財団となり、一般に公開を始められました。
アクセス
地下鉄烏丸線の鞍馬口駅で下車し、2番出口から地上に出ます。
地上に出て右に約60m進み右折して、鞍馬口通を進みます。
約160m進んだ左手にコインパーキングがあるT字路を右折。
さらに裏道を約70m進んだ先の小道へ左折。
約50m先の右手に重山文庫の表門があります。
公開日は基本は月曜日と金曜日だけですが、土曜、日曜の見学希望も応相談ということでした。
表門をくぐり、まっすぐに玄関へと進みます。
玄関を入ると正面に古い新村出の4畳半の書斎が復元されています。
玄関を入って左手に受付があり、こちらで記帳すると文庫の方が出てきて、案内して下さいます。
結構しっかりお話してくださいますので、40分~1時間はみた方がいいです。
こちらの邸宅は鴨川沿いにあった木戸孝允旧邸の母屋を移築したものだったそうです。
廊下を進むと右手に庭があり、左手の手前の部屋に案内されます。
こちらには今まで発行された多数の広辞苑があり、こちらで
・新村出の来歴
・広辞苑の初版からの変遷
などを説明して下さいます。
・新村出が尋常中学校時代は静岡におり、そこで蟄居していた徳川慶喜から可愛がられていたこと。
・広辞苑は当初活版印刷で、それと1文字ずつ集めて印刷したものをさらに加筆修正し、出来たものはまだ版が大きいのでそれをさらに縮小して発行していたこと。
・分野ごとに専門家が加筆修正しますが、その足並みを揃えるのが大変だったこと
などが、興味深かったです。
最後にさらに奥の部屋へ。
こちらの扁額の「美意延年」は勝海舟の筆だそうです。
ここは書院のような2部屋で、新村出が趣味で集めていたマツカサや、大好きだった女優高峰秀子さん関係のコレクションなどが展示されていました。
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