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妙蓮寺(西陣散策10)
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写真は、十六羅漢石庭
堀川今出川の北に堀川寺之内があります。このあたりにお寺が密集しています。
まず、寺之内通を西へ入って、しばらく行った右手に、妙蓮寺の“山門”があります(簡易地図)。
山門を入ると、正面に立派な袴腰型の“鐘楼”があります。
石畳を挟んだ鐘楼の向かい側には“御会式桜(おえしきざくら)”があります。
いわゆる不断桜で、10月末~4月中旬まで咲きます。
石畳の左手に本堂があります。
石畳を進むと正面に庫裏が見えますが、この左手に“妙蓮寺椿”があります。
ここまでは拝観無料です。
庫裏の寺務所で拝観料500円を納めます。
中庭を経て表書院へ。
“表書院”からは枯山水の“十六羅漢石庭”が見えます。
さらに奥にある“奥書院”から見ると庭の正面になります。
庭内中央の青石は、“臥牛石(がぎゅうせき)”と言われ、秀吉が寄進したものです。
奥書院には通常は銀の襖が入っていますが、特別拝観ではここに “鉾杉の図”などを入れて展示します。
またさらに奥には四季それぞれの部屋があり、幸野豊一(幸野 楳嶺の孫)の“四季の襖絵”(春の野、夏の池、秋の山、冬の川)となっています。
表書院の奥には本堂への渡り廊下があります。
その渡り廊下の途中の右手に寺宝館があります。
通常は非公開ですが、事前予約をすれば+300円で寺宝館にある長谷川等伯一派の“鉾杉の図”などを見ることも出来ます。
2014年 春の非公開文化財特別公開
その際に修復を終えた本堂内部が公開されました。
須弥壇には釈迦如来像と多宝如来像など通常の日蓮宗の像がお祀りされています。
本堂の右手奥には日像と日慶像などが、左手奥には大覚大僧正像などがお祀りされています。
また内陣の天井は龍図、外陣の天井は妙蓮寺椿が描かれています。
除夜の鐘
12/31に門前で受付をし、100円以上の志納で整理券をくれます。
整理券の番号は関係なく、鐘楼前に並んで順で撞きます。
11:15ぐらいから鐘楼内の準備をされます。
しかし鐘楼中央の階段が急なので、近年は下に垂らした紐を引いて下から撞く形式になりました。
ですが、11:15に準備されている時には「入っていいですよ」と言われたので中に入り、2階にも上がりました。
11:30からご住職の読経が5分ほどあり、その後順に撞きます。
1階から長い紐を引いて撞くのでコツが要ります。
助走をつけて、最後に撞くときに紐を手放すとよく鳴ります。
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