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二条城1 アクセス 唐門 二の丸御殿(二条城散策2)

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写真は、唐門と二ノ丸御殿

堀川通沿いで、御池通と丸太町通の間にあり、ほぼ京都市中心部にあります。

アクセスは、地下鉄二条城前駅からすぐです(簡易地図)。
バスなら二条城前が最寄りですが、堀川丸太町でもOKです。

地下鉄東西線の二条城前駅の出入り口1番から地上に出ると、正面に二条城が見えます。
二条城に沿って右前方の道を直進した左手に参観受け付けがあります。

入城料は600円で、注意点は12月、1月、7月、8月の毎週火曜日は休城日です。
和装で来ると入城料無料や、1月~3月は京都検定の級持ちは入城料無料などのイベントをやっていたりします。

東大手門から入ります。
入ってすぐ右手に番所があります。
ルートに従って左手に進むと、立派な唐門があります。
これをくぐった正面が二の丸御殿の入口で、御殿内に上がります。

二の丸御殿
まずは遠侍で右手から柳の間、三の間、二の間です。
三の間、二の間は襖絵が虎なので、虎の間といわれています。
登城した大名の待合です。
2018/7/4~8/6まで、虎の間に入室出来ました。
二の間の角を曲がると、背後に一の間があります。
2021/12/22~2022/1/24まで、一の間に入室出来ました。
襖絵は狩野甚之丞の竹林群虎図で、今は複製に代わっています。
天井画は亀甲紋ベースで、円の中に唐花や鶴が描かれています。
また右手(二の間との間)の欄間は、松と芙蓉の透かし彫り、
左手奥(勅使の間との間)の欄間は、松と薔薇、松と唐椿の透かし彫りでした。

次に式台で、大名が老中と謁見する場です。
2019年1/4~1/27、2024/7/24~8/26まで入室して内部が見学できました。
正面の松図は通常拝観の廊下からも観れますが、障子裏面の花鳥図には海棠が咲く春や、ススキや竜胆に雁が飛ぶ秋の風景が描かれています。
ただしこれらは複製です。
また格天井の一枠一枠には二羽の孔雀が向かい合い、周りには牡丹唐草が描かれており、これは1626年のものです。

さらに大広間です。
欄間は35cmの檜を透かし彫りにしたもので、二の間の天井は折上格天井(格式が高い)。
一の間の天井は二重折上格天井で、右手は帳台構(武者隠し)になっています。
2021/7/14~8/30まで大広間二の間の特別入室がありました。
襖絵は松孔雀図です。
金地に大きな松がメインで、二の間には孔雀、一の間には錦鶏も描かれています。
  
そして黒書院です。
ここは将軍が親藩や譜代と対面したところです。
手前に三の間があり、2020年7/15~8/24と2024/1/4~1/29まで入室して内部が見学できました。
襖絵は松で、長押の上は松林の浜辺で、長押の下は夏から冬に至る景色で、部屋の手前側には松の下に青いりんどうの花が、奥側には松の下に寒菊が描かれています。
天井の牡丹唐草の下地に4つの唐花模様が描かれており、これは建設当時のものだそうです。そして釘隠しは熨斗に包まれた牡丹の意匠でした。

奥に二の間と一の間があります。
2023/1/4~1/30は二の間に入室出来ました。
一の間には大きな床の間や違い棚があり、背後には雪化粧の松竹梅図。
天井は折上格天井で中には鳳凰が描かれていました。
二の間の襖絵は満開の桜で、長押の上は山水図の水墨画。
格天井には牡丹唐草の地紋に唐花が描かれていました。

最後が白書院で将軍の居間と寝室です。
奥に行く程プライベートエリアです。

最奥まで来たので、今度は逆に黒書院→大広間→式台→遠侍と裏側を戻りながら帰ります。
蘇鉄の間の先は大広間の一の間の裏で、その左隣が帳台の間で2025/1/4~2025/1/27まで扉が開扉され内部が見れました。
14畳間で無地の格天井。
帳台の扉絵だけはオリジナルの花鳥図が残っており、その他は明治の離宮時代に京都御所の障壁画が転用されたものです。 
長押の上は武蔵野図、長押の下は竜田風俗図です。

さらにその左には四の間があります。
2022年7/20~8/29まで入室出来ました。
全面に狩野山楽の巨大な松が描かれており、右手の襖には手間に鷲、奥の岩の上には鷹が、正面の襖には枝から下方を睨む鷹が描かれています。
正面上の欄間には、松、唐椿、薔薇、根笹などが彫りこまれています。
長押には大きな花熨斗型釘隠が、格天井の中には金の孔雀が描かれていました。
遠侍の裏側には一の間と勅使の間があります。
勅使の間は、2021年1/4~1/25と2023年7/19~8/21まで入室出来ました。
勅使の間は上段の間と下段の間に分かれており、下段の間の正面は檜桃図です。上段の間に向かって右手は檜図、左手の廊下側、障子の下が桃図、障子の上が楓図です。下段の間も上段の間も格天井で、上段は折り上げ。両天井の意匠は共通で、二種類の唐花が交互に並んでいました。




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