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嵐山 祐斎亭

写真は、川端康成の部屋。
嵐山 祐斎亭(ゆうさいてい)は、嵐山にある料理旅館の建物を使った染物の工房です。有料で建物内部の見学が出来ます。
アクセス
渡月橋北詰の交差点からひたすら大堰川沿いを歩きます。
途中の右手に、吉兆、翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル、嵐山公園への石段がありますが、通過します。
渡月橋から約660mの右手の石段の下に、「嵐山 祐斎亭」の案内があるので、この石段を石段を登ると祐斎亭があります。
見学はHPから事前予約を行います。
10:00〜18:00の間の30分枠。
見学料は2,000円(税込)お抹茶・お茶菓子付です。
建物は元料理旅館「千鳥」で、築150年明治期のものです。
玄関を入ると左右に長い廊下、正面奥にトイレがあります。
まずは左手へ。
左手には6畳+8畳と縁のある川端康成の部屋です。
こちらで川端康成が「山の音」を執筆したそうです。
部屋の窓から正面に大堰川が見え、置かれたテーブルに外の景色が反射しています。
玄関正面奥のトイレは非常に大きく、6畳ぐらいあります。
トイレや手洗いは陶器で、中国の山水図が描かれています。
また手洗いの横には水琴窟があります。
廊下の右手に進みます。
廊下を進んだ先の右手には、7.5畳+10畳のまる窓の間があります。
こちらには大き円窓が2つと、円が2つ交わった輪違紋のような丸窓があります。
丸窓の間の右手奥にはさらに8畳間が、左手には3畳ほどの茶室が連続しています。
茶室は床柱などほとんどの木材に節や曲がりがあり、非常に個性的な仕様です。
廊下をさらに奥に進むと突き当りに階段があり、これを登った先の左手に夢こうろ染ギャラリーがあります。
天皇陛下のお召し物である黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう) の染め方を現代に再現しておられます。
光の当たり方によって色調が変化し、さらに生地の裏から光を当てると何色の生地でも赤色に光るのが特徴です。
独自の染色技法である「夢こうろ染」の作品の展示販売もしています。
紅葉時
通常はギャラリーから戻って帰りますが、紅葉時は一方通行になります。
まずは玄関右手の川端康成の部屋。
反射するテーブルがあり、その前で順に撮影しながら流れます。
それより前には入れないので他人が撮影の邪魔にはなりませんが、部屋側は撮影困難です。
次にまる窓の間で、こちらも同じく反射するテーブル沿いで1班3分の撮影。
そしてギャラリー。
ギャラリーの次は川沿いの工房から大きなベランダに出て、まる窓の間の下の通路を通って表門に戻ってきます。
その途中に水鏡があり、大堰川沿いの紅葉がきれいに撮影出来ます。
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