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劔神社 19年ぶり

2018-03-04 17:36:31 | 神社 古代

劔神社(つるぎじんじゃ)。別名は織田明神。織田信長というか、織田一族発祥の地です。福井県丹生郡越前町織田にある。

19年前、自分が今の様な神社ヲタでは無かった頃、生後6ヶ月の息子を連れて参拝しました。そんな赤ちゃんを連れて、何で態々ここまで来たのか、目的は覚えていません。今、愚息が春休みで帰郷しており、ここまで無事に成長したことへのお礼参りの思いで、19年ぶりに参拝しました。

織田氏がここの神官であったことは歴ヲタであれば割と当たり前に知っていること。織田氏は元々忌部氏。忌部氏と言えば古代国家では祭祀に関わる一族。”信長は神仏を信じない合理主義者”というのは、あまりにも薄っぺらで一方的な見方。この劔神社、熱田神宮他、多くの神社に寄進しているし、寧ろそっちの知識については他戦国大名より深かったのでは?

 当然、 五つ木瓜(織田家の家紋)が見られます。ご祭神は、素戔嗚大神、気比大神、忍熊王。第十四代仲哀天皇の第二皇子忍熊王がこの地を治める時に、素戔嗚大神が夢枕に立ったとか。そこで、忍熊王が座ヶ岳の峰に素盞嗚大神を祀ったのが劔神社の始まりということですが、要は古代日本各所に見られる神奈備信仰が元と推測。御霊代は第十一代垂仁天皇の御代に、伊部臣という人が造られた劔です。

 本殿も良い気が満ちていますが、拝殿から左横へ行った猿田彦大神を祀った社殿周辺の杉林がとても清々しい気でいっぱいでした。俺、こういう場所が好きなんですよ。神奈備(かなび)、神籬(ひもろぎ)、磐座(いわくら)、神道の原点ですわ。

 19年前、まだ自分は空手をやっていたので、息子には強い男に成って欲しいと願ったのか、或いは、信長にあやかって偉い人になって欲しいと思ったのか、そんな感じでこの劔神社を訪れたのでしょう。正直、何を願ったのか全く覚えていません。何はともあれ、彼は健康に健全に育ってくれて、有り難い事です。



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