比沼麻奈為神社。元伊勢です。
神宮・外宮の豊受大神様は、元はこの比沼麻奈為神社に祀られていたのが、雄略天皇の時代に伊勢に遷座されたということです。今は、元宮として御分霊をお祀りしているということになる。延喜式にもあります。知る人ぞ知るというか、こここそが元伊勢と感じるものがあります。
砂が円錐形に盛られています。上賀茂神社と同じ。境内の至る所が、とても綺麗に清められています。さて、宮司さんに話しかけたところ、愚息の大先輩(5期生とのこと)であることが判明。”ここでは何だから、中でお茶でも。”ということで、厚かましくもお邪魔することに。(笑)エアコンの効いた涼しい部屋で暖かい緑茶と羊かんを頂きながら、宮司さんの奥様もご一緒にお話をさせて頂きました。文献のコピーを沢山頂き、御本もいろいろ見せて頂きました。高そうな本は、”自分で買ってね。”って。(笑) 帰宅後、ア○ゾンで調べると新品は1万5千円に跳ね上がっており、古本の2800円を発注。
豊受大神様は謎の神様です。記紀には殆ど登場しないのに、内宮の天照大神様と同等かそれ以上に”気を使われている感”がある。ホツマツタヱでは男神で、この比沼麻奈為神社の裏山・久次山で永眠されているとなっている。(まあ、ホツマについては後世の作という感が拭えないんだよな~。)一部禁則地で磐座もあるらしいですね。大和朝廷成立以前の丹波・丹後の有力者だったと、この無責任な古代史好きなオヤジは思う。大和朝廷成立前後の古代史については、ホント興味が尽きませんが、今回伺った話を通して、自分的に繋がったものもあります。
宮司さん夫妻とのお話は尽きることなく、夕方6時をまわってしまったので、申し訳なく、お暇させて頂きました。正統派の愚息が一緒じゃなきゃあ、もう少し突っ込んだ話もお聞きしたかったのですが、俺だけだったら自宅にお邪魔することも無かったわけで・・・。こういう小さなご縁を与えてくださった豊受大神様と宮司さん夫妻に感謝です。愚息にとっても有意義な時間だったと思います。また、来たいです。
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