ショートカットヘアの若い私は自転車に乗っていました。まだ20歳そこそこ。その顔は晴れやか。その前には夫がいる。
夫も20代の若い青年。
父もいます。
母もいます。
昔々の実家で働いていた同僚もいます。
すごく楽しそうです。
ここは奈良?
ハイキングコースみたいです。
なんの憂さもなくとにかく皆が笑顔、笑顔、笑顔。
ここでふと目が覚めました。朝の5時でした。
「あー、楽しかった!」と思わず声に出しました。
夢の続きを見たくて、また寝ました。
今度は私ひとりで道に迷っています。
駅はどこですか?と人の良さそうなおじさんに尋ねています。
この裏手になるから車に乗りなさいと言われて、乗りました。
車には、他にも賑やかな若い女性がいました。話が弾んでいます。
心の底から善意の人だと思いました。
駅に着きました。
「この駅は何と言う駅?」と聞いたら皆が笑いながら顔を見合わせ「駅に名前なんかありませんよ。乗ったら貴女が行きたいところに連れて行ってくれます」と言われました。
この善意に満ちた人とこれからもコンタクトを取りたいと思い、名刺を出そうと思ったらリュックがありません。
ここで目が覚めました。
夢って不思議。
過去の記憶と現在抱えている問題や願望がないまぜになっています。
夢の余韻を味わいながらテレビをつけたら大雨情報がライブで流れていました。
避難所で一夜を過ごした人びとはどんな気持ちでいたでしょう。
これが現実?
これが生きるということ?
コロナで戦々恐々としている中で、さらに追い討ちをかけます。