日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

罪と罰

2020年07月25日 22時37分59秒 | 思うがままに

BSテレビでトム・ハンクスの「グリーンマイル」を観ました。

 

黒人の大男コーフィはある冤罪事件で死刑執行が決定されます。

 

トム・ハンクス演じる看守ポールは、心優しく臆病で病を治す能力を神から与えられているコーフィに脱獄を勧めますが、毎日のように、世界中の苦しみを感じたり聞いたりすることに疲れたと言い、数日後、電気椅子に送られます。

 

それ以後、ポールは看守を辞めますが、108歳になった今も健康なまま生き続けます。ポールは自分がコーフィを電気椅子に送ったことで神から罰を与えられ、長生きしていると信じています。

 

切ない映画でした。

 

私は子どもの頃から恐れていたことがあります。

 

子どもの時に読んだ、ドストエフスキーの「罪と罰」の影響でした。

 

ラスコーリニコフが「1つの罪悪は100の善行によって償われる」という思想に基づき、金貸しの老婆を殺して、彼女の財産を孤児院に寄付しようという計画を立てたあの小説。

 

罪とは何か?

どんな罰が与えられるのか?

 

子ども心に悩んだ覚えがあります。

確か小学生の45年生ごろでした。

 

この映画のように、家族や友人皆がいなくなるほど長生きすることは最大の罰。

 

108歳の看守のポールは言います。私のグリーンマイルは長すぎると

 

グリーンマイルとは、電気椅子に向かう受刑者が通る通路のことです。

 

人生とはグリーンマイルに違いないと。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする