こんばんは。
今月の「ヨーガまんだら」のテキストができあがりました。
今は「ハタ・ヨーガ・プラディーピカー」のほかに「ヨーガ・スートラ」の詠唱をしています。「ヨーガ・スートラ」は一通り読んできましたが、本来、一度目をとおしたらそれで終わり…という教典ではありません。
「ヨーガ・スートラ」は4章でできています。インドでは4は最良の数字といわれていますが単純に考えても4本足だととても安定しますよね。3本は不安定。ましてや2本や1本だと危なっかしくて仕方がないですね。
第1章は「ヨーガは心のはたらきをコントロールすることである」という定義から始まり、心のはたらきには5つあると説明し、それは「学習と離欲」によって達成されると明言します。
さらに有想三昧と無想三昧という2種類の三昧について述べられ、三昧達成の手段として「オーム」の誦唱を薦めます。
そのほかヨーガの実践のプロセスにおける障害や心の調和の方法などが述べられます。
パタンジャリはヨーガを簡潔にそして明瞭にまとめあげてくださいました。
第1章は51句、第2章は55句、第3章は56句、そして第4章は33句。全部で195句あります。「スートラ」は縦糸であり、ひとつひとつのスートラは必要最小限の意味の糸だとスワミ・サッチダーナンダ師は定義しています。私たちは田原豊道先生から教えていただいてきた横糸をこの縦糸に紡いでいくのですね。
私たちを照らしてくれるこの大事な教典を骨の髄まで染みこませるため私たちは詠唱しています。
第1章はもうひと息です。今年中に1章をスラスラと唱えるようになることが目標です。
皆さんはこのお休みをどうお過ごしだったのでしょうか?お仕事だったかたも大勢いらっしゃいますね、きっと。
私は来週から地方が続きます。クラスのほかに、福島ヨーガ連盟大会、北海道ヨーガ連盟大会、岩手ヨーガ連盟大会、神奈川ヨーガ連盟大会…。どちらの大会も楽しみです。(荻山貴美子)