「これ着てみてほしいんだけど」
そう言って恥ずかしそうに渡された袋には可愛らしいワンピース。
「……」
オレにこれ着て見せて欲しいって事なんだろうか?
たまに翔くんはオレの事を女の子扱いすることはあるけど
まさかこんなものまで着せたいと思っていたとはビックリ。
そう思いながら黙っていると
「ごめん。…引いた?」
そんなオレの気持ちに気づいたのか翔くんが恐る恐る聞く。
「…うん」
正直に答える。
「…そうだよね」
オレの言葉に明らかに落ち込んでしまった翔くんを見て何だか可哀想になり
「何でそれ持っているの?」
ちょっと聞いてみる。
「いや今日収録だったじゃん、その時この服があって
智くんが着ているところが急に見たくなっちゃって譲ってもらっちゃった。」
オレの言葉に急に元気になり、何だか妙に嬉しそうに答える。
「は?」
見たくなっちゃってって。オレ男なんですけど。
しかも女装とか番組でもたまにやってるじゃん、
あえて今着る必要があるのだろうか、そう思うと言葉も出ない。
「いや妹に、なんて言って譲ってもらったんだけどね。
実は智くんが着ているところが見てみたいなって思っちゃった」
何だか分からないけどウキウキしながら言ってくる。
「は?」
そんな状態の翔くんに軽く引きつつその顔を見つめる。
「お願いします。ね、ちょっとだけでいいから着て見せて」
しまいには拝むポーズまでされて頼まれる。
「は?」
そんな事頼まれると思わなかったから言葉が出ないんですけど。
「そんなつれない返事ばっかりしないで。ね」
そんなオレの意思とは無関係に頼み込まれる。
「……」
何も言えず黙ってたら半ば強引に押し切られる形で着替えさせられた。
着替え終わって翔くんの前に立つと何故か翔くんは顔を紅潮させる。
「かわいい…。凄くかわいい…。
やっぱ智くんは色も白いし可愛らしい顔をしているから凄く似合うね」
そう言ってギュッと抱きしめられる。
似合うとか言われても嬉しくも何ともないんですけど。
ま、でも翔くんがそんなに喜んでくれるならいいけどね。
そう思いながら身体を預けていると
ゆっくり顔を近づけてきてチュッと唇に触れるだけのキスをされた。
その瞬間、そういうことか。そういう事だったのかと思った。
俺に着せたがっていた意味をようやく理解する。
そして翔くんの身体を両手でポンと突き放した。
びっくりして目をまん丸くしている翔くんに
「オレにこんな服着せるより女の子がいいなら女の子といればいいじゃん」
そう強く言った。
その言葉に翔くんは凄く驚いた顔を見せる。
「ごめん誤解させた?誤解させるようなことした?」
そして必死な顔でそう問いかけられる。
「誤解って何?だってそういうことでしょ」
そう思ったことを言う。
「ごめん。こんな服着せて悪かったとは思うけど
ただ単に智が着ているところを見たかっただけ。
でも…。
やっぱり誤解させるような行動だった。本当にごめん」
そう必死に謝られる。
そしてそのままギュッと身体を抱きしめられた。
「智が好き。智じゃないとオレ…」
そう言って抱きしめられている腕に一段と力が込められた。
「……」
何も言えずにされるがままでいると
「俺は智だけだから…。智しか考えられないから…。」
そう言って顔をじっと見つめられる。
「…うん」
何にも言えなくなってそう短く返事だけする。
そしてゆっくりとその綺麗な顔を近づけてきたと思ったら唇を唇で塞がれる。
そしてそのまま深い深いキスをした。
年代がバラバラです。これは2003年頃の話。
そう言って恥ずかしそうに渡された袋には可愛らしいワンピース。
「……」
オレにこれ着て見せて欲しいって事なんだろうか?
たまに翔くんはオレの事を女の子扱いすることはあるけど
まさかこんなものまで着せたいと思っていたとはビックリ。
そう思いながら黙っていると
「ごめん。…引いた?」
そんなオレの気持ちに気づいたのか翔くんが恐る恐る聞く。
「…うん」
正直に答える。
「…そうだよね」
オレの言葉に明らかに落ち込んでしまった翔くんを見て何だか可哀想になり
「何でそれ持っているの?」
ちょっと聞いてみる。
「いや今日収録だったじゃん、その時この服があって
智くんが着ているところが急に見たくなっちゃって譲ってもらっちゃった。」
オレの言葉に急に元気になり、何だか妙に嬉しそうに答える。
「は?」
見たくなっちゃってって。オレ男なんですけど。
しかも女装とか番組でもたまにやってるじゃん、
あえて今着る必要があるのだろうか、そう思うと言葉も出ない。
「いや妹に、なんて言って譲ってもらったんだけどね。
実は智くんが着ているところが見てみたいなって思っちゃった」
何だか分からないけどウキウキしながら言ってくる。
「は?」
そんな状態の翔くんに軽く引きつつその顔を見つめる。
「お願いします。ね、ちょっとだけでいいから着て見せて」
しまいには拝むポーズまでされて頼まれる。
「は?」
そんな事頼まれると思わなかったから言葉が出ないんですけど。
「そんなつれない返事ばっかりしないで。ね」
そんなオレの意思とは無関係に頼み込まれる。
「……」
何も言えず黙ってたら半ば強引に押し切られる形で着替えさせられた。
着替え終わって翔くんの前に立つと何故か翔くんは顔を紅潮させる。
「かわいい…。凄くかわいい…。
やっぱ智くんは色も白いし可愛らしい顔をしているから凄く似合うね」
そう言ってギュッと抱きしめられる。
似合うとか言われても嬉しくも何ともないんですけど。
ま、でも翔くんがそんなに喜んでくれるならいいけどね。
そう思いながら身体を預けていると
ゆっくり顔を近づけてきてチュッと唇に触れるだけのキスをされた。
その瞬間、そういうことか。そういう事だったのかと思った。
俺に着せたがっていた意味をようやく理解する。
そして翔くんの身体を両手でポンと突き放した。
びっくりして目をまん丸くしている翔くんに
「オレにこんな服着せるより女の子がいいなら女の子といればいいじゃん」
そう強く言った。
その言葉に翔くんは凄く驚いた顔を見せる。
「ごめん誤解させた?誤解させるようなことした?」
そして必死な顔でそう問いかけられる。
「誤解って何?だってそういうことでしょ」
そう思ったことを言う。
「ごめん。こんな服着せて悪かったとは思うけど
ただ単に智が着ているところを見たかっただけ。
でも…。
やっぱり誤解させるような行動だった。本当にごめん」
そう必死に謝られる。
そしてそのままギュッと身体を抱きしめられた。
「智が好き。智じゃないとオレ…」
そう言って抱きしめられている腕に一段と力が込められた。
「……」
何も言えずにされるがままでいると
「俺は智だけだから…。智しか考えられないから…。」
そう言って顔をじっと見つめられる。
「…うん」
何にも言えなくなってそう短く返事だけする。
そしてゆっくりとその綺麗な顔を近づけてきたと思ったら唇を唇で塞がれる。
そしてそのまま深い深いキスをした。
年代がバラバラです。これは2003年頃の話。