本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

1・2・3 だー!

2010-02-15 23:14:52 | 住職の活動日記
 燃える闘魂で再チャレンジです!   ( 消えたのです  )


  です。 珍しい方々の御来山です。

 『 パンの供養をお願いします 』


    


 「 パンは食べ物、ということはいのちあるもの、

   いのちあるものには、感謝の誠を捧げて、お参りしましょう。」

ということで、今日の運びになったのです。

 初めて見る、おもしろいパンです。

施主の方、『 アントニオ猪木 』 さんの大ファンのようで、

10年前に発売された、「 記念のパン 」を大事に冷凍して

しまって置かれたのです。

 しかし、もはや 「 たべもの 」 としての働きは無くしてしまった、

であれば、「 猪木さんの記念 」 の品として、これからは

『 アントニオ猪木の闘魂 』 としていき続けるのでしょう。


 ( この件は、テレビの取材なので、一足先に、許可をいただいて

     させていただきます。)


 いろいろな種類のパンが三宝の上にお供えされました。



     


 ちょっと冗談ぽい ? ( ファンの方には叱られるかもしれませんが )

なんともネーミングがおもしろい、



    



 『  燃える    もろこし    パン  』
          とう       コーン 

ネーミングされた方も随分と考えられたのでしょう。

そして、『 アントニオ猪木 』 さんも若い !



    



 こちらは 『 猪木さん 』 の技を名前に持ってきたのです。

しかし、笑ってすまして書いていたのですが、

傍から見れば、ただのパン、それを10年間も大事にしまって置かれたということは

なんとも凄いことだと思います。

 ファンの方々にとっては喉から手が出るほど欲しい品なのでしょう。


一応全部紹介させていただきます。



    



それから、最後ですがこういうのもあります。




      



 神妙な面持ちでお参りして、お焼香していただきました。




     



 最後は、施主の方の功徳をたたえて、

全員で 『 1・2・3 だー ! 』 



    



 で決まったところです。


 ( どうも、私の声が一番大きかったようで、すいません! )


※ 放送は  2月19日金曜日 午後4時
 
       rkk 夕方一番   ( たぶん熊本のみです )

  是非ご覧になってください。

  なぜ、お寺で供養するのかという、流れがわかると思います。

  たぶん、私のコメントもあると思うのですが ??

  どうぞ見てください  

  

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桜島大根 ゴチになりました!!

2010-02-15 22:02:49 | 住職の活動日記
 先日いただいた 『 桜島大根 』 

先日お邪魔したお宅の庭の畑で出来た、本当に無農薬の大根です。



    



 見事でしょう  

これは作った人でないとわからないのですが、

私も東寺でお世話になっている時、裏の空き地で、

ナスやきゅうり、そして大根を植えたことがあるのです。

きゅうり・茄子は何とか、収穫できましたが、

大根だけは葉っぱだけ育って、肝心の食べる根の部分が全然育たなかったのです。

仕方なく、葉っぱだけは漬物にしていただきました。

 お聞きすると、鹿児島に来てからということです。

本当に畑違いのことで、これだけ見事な 『 桜島大根 』 は立派です。




    



 シンプルにお揚げと一緒に煮物にしました。

とてもおいしくて、夕食で全部頂きました。 感謝  です。 
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今週の言葉 2/15~2/21 『 一人の一歩より …

2010-02-15 07:25:50 | 今週の言葉
         一人の百歩より

              百人が一歩ずつ


 この言葉はいろんな場面で使われているようです。

「 トヨタ 」 の経営哲学というか、改善哲学のなかにもあるようです。

今回は 「 トヨタ 」 のことが気にかかり、エールを送る意味で、

この言葉にしました。


 別な意味では 「 環境問題 」 の標語のようにも使われているようです。

一人だけが頑張るのでなく、一人一人が少しずつ省エネに取り組みましょう、

というような意味合いです。


 仏教でも 『 衆生とともに … 』 ということをいいます。

やはり、『 個 』 というより 『 他 』 ということを問題にしているのです。

菩薩の誓願に、


 『 世の中のすべての人が仏にならなかったら、

       自分は仏には成らない。 』


ということがあります。

自分が一番最後である。 仏になるのは、

 ( どう考えてもそれは無理だ ! )

と思います。一般的にはそうでしょう。

けど、仏の 『 願い 』 となると、あえて出来なくても

「 願わずにはいられない 」 というところに、

人間の願いと違い、そこではあえて 『 誓願 』 という言葉を使うのでしょう。


 毎朝のお勤めで唱えている文言にも、


  『 我らと衆生とみな共に  仏道を成ぜんことを 』


という言葉を最後にお唱えしています。

 「 百人 」 ということも、数字の 「 100 」 ではなく

すべての人々という意味でしょう。


 仏教の根幹に、聖徳太子の言葉ですが、

 
   『 篤く三宝敬え 三宝とは 仏・法・僧 なり 』


ここでいう 『 僧 』 とは坊さんのことではないのです。

「 僧 」 インドの 「 サンガ 」 という言葉が元の言葉です。

これは 「 大衆もろ共に 」 の大衆を意味している言葉です。

いくら、仏さま ( 仏 )とその説かれる教え ( 法 ) があっても、

( 僧 ) 大衆がいなかったら、その働きは無きに等しいものです。


 だから、逆説的には、

   「 仏と、その教えは、迷える衆生を待っている 」

 ということもいえると思います。


 トヨタの今回のリコール問題、どうか

 社長さん一人ではなく、社員全員が一歩ずつ、歩みを進め

この困難を乗り切って欲しいと願っています。

 困難ということが人間を深め、会社をさらに強くしていくものと思います。

キリスト教でも、

 『 人間の行き詰まりは実は神にとっては唯一の機会だと 』  という言葉があります。

それは、本当の自分に帰る絶好の機会だと、

そうすると、そこには無限の豊かさが展開していくのではないでしょうか。
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