本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

『 ピッチ君 』

2010-11-20 21:59:11 | 住職の活動日記
 我が家には、実はもう一匹、ニャンコがいるのです。

娘と一緒に東京からやって来ました。

けど、今までいる仔たち、と折り合いが合わず、

特にアヤちゃんとは肌が合わず、

「 アヤちゃん 」 は京都からですし、東京から来た 「 ピッチ 」 とは

関西と東京とでは、どうもしっくりこないところもあるのでしょうか ??


 そんなわけで、いつの間にか 「 ピッチ君 」 も

それなりに生きるところを見つけて、たぶん別の名前で呼ばれながら、

可愛がってもらっていたようです。

時たま見かける、姿はまるまると毛並みもよく

  と見ながら  安心していました。



 ところが、そのご主人様が引っ越されたのでしょうか ?

ここのところ、ご飯を食べにやってくるようになりました。

ほかの仔に見つからないように、

私の車を見かけると、そっと飛んできます。

母の部屋が一番安心できるところで、

そこでご飯を頂くと、また自分の居場所があるのでしょう、帰って行きます。







       





 この仔が 『 ピッチ君 』 です。

よく太っているでしょう。

体は立派なのですが、アカンたれで、とても気が弱いのです。





     




「 ピッチ !   ピッチ ! 」

と呼ぶと、カメラ目線でこちらを見てくれました。

この仔なりに、ちょっと、面白い顔でしょう。  ?



 今日も秋晴れのすばらしい天気で、  

ネコちゃんたちが日向ぼっこをしていました。




     



 野良ちゃんはどことなしに寂しげです。

    ( 望遠にして撮ってみました。 )





    




 この仔も日が恋しげに、  おてんとうさまを前身で浴びているようでした。






     




 この仔たちはお友達なのでしょうか ?

カメラに気がつくと、仲良く連れ立っていってしまいました。

 ( 私が邪魔だったのでしょう  )



 楽しい日向ぼっこを邪魔して、ごめんなさい 



 たまに登場するかもしれませんが、

どうぞ、 『 ピッチ君 』 もよろしくお願いします。  







    




     
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七回忌 『阿閦如来』 ? 

2010-11-20 20:21:43 | 住職の活動日記
  表題の文字が変換できません。 

 『 阿閦如来 』 です。

 
 七回忌のご本尊は 『 阿閦如来 』 です。

「 阿閦 」 難しい字を書きますが ( あしゅく ) と読みます。

「 もんがまえ 」 の中に 「 人 」 という字を三つ書きます。

 
 高校生の時、 「 金子大栄 」 という方の 『 人・仏 』 という本を読んで

一番印象に残った 「 ほとけさま 」 です。

金子先生の文はとても格調が高く、それでいて高校生の私にも読める

とてもわかりやすく書いてあります。

 「 わかりやすい 」 というのは、うれしいのですが、

ややもすると、品がなくなるというか、あまりに身近に書いてしまっても

問題があるようにも思います。


 「 阿閦 」 の意味は ( 怒らない・腹を立てない ) ということです。

インドの言葉を翻訳せずに、そのまま音写したのです。

「 阿弥陀 」 という言葉も同じように、音写された言葉です。

インドの言葉は 「 あ 」 という文字が前に来ると、否定をあらわします。

「 NOT 」 という意味です。


 昨日から 「 七回忌 」 のご法事があり、決まって

「 阿閦如来 」 のお話をします。


  「 怒らないという修行をされて、仏さまになられた方です。 」

( 普通は ふ~ん !  とか  へ~ ! とかで終わってしまうのですが、

  今日の方は )

 「 怒らない・腹を立てない、というのはどういう修行をされるのですか ? 」

と聞いてこられました。


 一瞬、戸惑いました    

 
     …   …    ナムナム  

そう     三浦先生の話を思い出しました。


  「 自分も好き嫌いの激しい人間や !

    けど、組織に立ったら、自分から好きになっていく努力をする。

    こちらから先に挨拶する。

    『 嫌い ! 』  と思っても、

    口では相手のいいところを見つけて、褒める。

    そうしていると、相手も好意的に思ってくれるようになる。 」


とっさに、そのような話をいたしました。



 ふと思うのです。

自分はさほど苦労もしていないのに、本当に苦労された 『 三浦先生 』 という

師匠を持っていることは何とありがたいことでしょう。 


 ということで、最近は法話をするようにしています。

本当は当然のことなのですが、

今までは、「 興に任せて 」 というところもあったのです。


 まあ~ 問題提起というか、話が広がりを見せることが

おもしろくもあります。




           


  
      



 玄関先には 「 ど根性 菊 」 でしょうか 

石垣の間から、小さな花を咲かせています。

家の方も、心優しいのです。 玄関の通り道でややもすると

踏みつけてしまうか、 邪魔 !  といって切り取ってしまうか、




     




 でも、あちこちですくすくと育っておりました。








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