本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

日田温泉 「 亀山亭 」

2011-12-01 09:54:13 | 住職の活動日記
 日田での巡礼のお宿は 『 亀山亭 』 ( きざんてい) です。

今回で3回お世話になります。





    




 「 おかえりなさい !! 」


の声で、女将とマリさんのお迎えを受けました。

ロビーにはいつも楽しいものが展示してありますので、今日も楽しみでした。


 今回は力作が展示してありました。

『 日田 養育館 』 の風景です。




     



  「 明治元年に日田県知事として着任した松方正義公は

    明治2年現在の二本松駐車場に棄児・孤児・貧児の収養所として

    養育館を設立した。」

とあります。

 とても精巧な姿で子どもたちの楽しいそうな様子が表現されています。






    




 ここは皆で遊んでいるところでしょうか、


   「 この収養所では360余名の子ども達が修育されました。」





     




 食事風景です。





    




 そして、ここは食事を準備しているところです。


  「 豆田、隈の豪商、医師、産婆などの拠出金と労務奉仕 ( ボランティア )

    により運営されました。」




  
    




 ちょうど、お昼寝のときでしょうか、

昔はこんな長い布団で寝たものです。



  

    





 ここは医務室です。

正面には薬ダンスが置かれています。



  「 この養育館は、その後大分県に引き継がれ明治6年まで存続しました。

    この養育館は全国最初の公的養育施設で、

    日田を社会福祉の発祥の地としている。」


ということです。


 「 」 の文は、この人形を製作された 『 諫元正枝 』 さんの解説から

 引用させていただきました。


しばらく見とれていましたが、なかなか飽きがこないほど、見ていてとても楽しいものです。


 『 祇園 』  ということも、今では歓楽街の代名詞のようになっていますが、

本来はこのような 「 養育施設 」 を指したものなのです。

 正式に 「 祇樹給弧独園精舎 」 といいます。

「 祇樹 」 とは、この施設にお金を出した人の名前です。

「 給弧独 」 とは、孤児や独り者で生活に困っている人に給した、ということです。

この 「 祇樹給弧独園 」 が略されて 『 祇園 』 と呼ばれるようになりました。



 11月に3回もお世話になりましたので、

女将より、お土産を頂戴いたしました。




    




 ここのホテルと同じ名前 ? というか

『 亀山亭 』 が作られたのでしょう

  『 亀山 』  という芋焼酎を頂きました。


     感謝です   

      ( 楽しみに、ちょうだいいたしま~す。 )





     

    
コメント
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