本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

「 えんぴつ 」

2011-12-29 17:40:41 | 住職の活動日記
 机の引き出しを整理、短くなった 「 えんぴつ 」

ゴミ箱に捨てようとしたのですが、

えんぴつ削りも出てきたので、削ってみました。

すると、えんぴつのいい香りがしてきたのです。

昔を思い出します。




    




 本当に最近は 「 えんぴつ 」 は使わなくなりました。

書いてみると、とてもいい感触です。

ボールペンやシャープペンシルとも違った書き味です。


 やおら、ナゾリ書きする 「 百人一首 」 を取り出して書いてみました。




    




忘れていた感触、適当に力が入り、滑らかな書き味もいいものです。

今はどうか知りませんが、

 以前は 「 宝物館 」 とかでは、ボールペンは使用できませんでした。

( 昔のボールペンはインクだれとかがあったからでしょうか )

博物館の仕事をされる方はえんぴつが主流でした。


 ちょっとネットで見てみると、

○ 世界でもっとも多く使われている筆記用具は 「 えんぴつ 」

○ その香りのいい木は カリフォルニア産の 「 インセンスシダー 」

○ 平成22年作られた本数は 「 2億3千万本 」

○ 一番多く作られたのは 「 昭和38年 13億6千6百万本 」

○ 一番子どもが多かったときは 「 昭和33年 13,492,000人 」

  そのとき作られた本数が 「 9億5千9百万本 」 


 昭和33年 私めが 「 10歳 」 ベビーブームのころです。

けど、昭和38年より、えんぴつの本数が少なかったのは、

物も少なく、辛抱して使ったのでしょう。

 そういうと、持てなくなるまで使い、最後は補助具をはめて使ったものです。


 『 一本のえんぴつ 』 という 「 美空ひばり 」 の歌もあります。

車の中ではよく流れているのですが、

この歌は反戦歌ということです。

 聞きなおしてみると、意味深い内容です。


 「 えんぴつ 」 改めて書いてみると、

とても味のある筆記用具です。

 ただ、胸のポケットに入れて行くには、不向きで、

そこが難点かもしれません。


 書いてみると、おもしろい発見があるかもしれません。




コメント
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