本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

2016秋季大運動会 西京極幼稚園

2016-10-03 20:37:44 | 住職の活動日記

天候不順の毎日、

その合間を縫うように

見事に晴れた10月2日

西京極幼稚園の運動会が

行なわれました。

 

 

いつもながら楽しみにしています。

見ているこちらまでが

子供の世界に

引き込まれていくようで、

純な世界を見せられたようです。

 

お経の中に

「園林遊戯」(おんりゆげ)

という言葉が出てきます。

子供が無邪気に林で遊ぶ

そのような心境、

一つの修行の段階で、

最初はラクダのように従順に

中はライオンの如く勇気をもって

最後は子供が林で遊ぶように

というように、

悟りの境地の最終局面は

子供が林で遊ぶ

そのようなことでしょう。

 

 

競技では皆が力を合わせ

一つのことを成し遂げる

そのことを自然に身につけ、

 

 

遊戯ではみんなで

そろってやることの楽しみを

学ぶのでしょう。

 

 

お子さんたちも

3年という月日は成長めざましい

ものを感じます。

年少さんのゆり組は

動いているだけで可愛いものがあり

 

 

年中さんのすみれ組になると、

 

 

他との競争心もめばえ

他の組に負けまいと頑張る姿

その成長の過程は

見ている私たちにも感動を

覚えます。

 

 

それが年長さんのさくら組ともなると

遊戯にしても

足の動き手の動きがきまるというか

止めるところは止める

伸ばすところは伸ばす

とても美しい姿になって

3年間でここまで子供たちが

成長していくかと

驚きさえ感じます。

 

 

最後のプログラム組体操は

幼稚園児がここまでやるかと、

 

 

その揃った姿は見事なものです。

 

今年の天気には悩まされた、

という声を耳にしました。

雨が続き外での練習ができない。

当日の運動会がぶっつけ本番と、

先生方が一番ハラハラドキドキの

運動会ではなかったのではないでしょうか。

 

でも、なんでもない日頃の動き

ならんで歩く、整列する、あいさつする

決まりをまもる、

そして毎日の参仏

その積み重ねがあればこそ

本番での見事な競技と演技

だったのではないでしょうか。

 

日常生活で汚れてきている

私たちの心に

本当に清々しい風を吹き込んで

くれたような運動会でした。

 

 

 

 

 

 

コメント
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