本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

無患子(むくろじ)

2016-10-21 21:37:32 | 住職の活動日記

一軒の神社でもお参りすたびに

新しい発見があるものです。

ここ今宮神社、

 

この狛犬どこかが違う??

台の下

四方にいる邪鬼のようなものに

支えられている。

天邪鬼のようなものに

改心して、縁の下の力持ちに

なったのか??

 

 

頑張っている姿、

五重塔の垂木の間にも

遊び心があって、

こういう天邪鬼の姿の彫刻を

作っています。

 

ところがそこに古老があらわれ、

いろいろと教えてくれる。

手には手作りの小さな箒

 

 

これは天邪鬼ではない

関取の格好をしていると、

すると、お参りの仕方も

 

 

右側は男の神さんで

女性の方がおまいいりする。

左側のお社は女の神さんで

男性がお参りする。

などいろいろ教えて頂き

話も弾み、

 

.

 

これはなにか知ってるか??、と

今月は神無月で神さんが出雲に行って

帰ってくる時、

この清めた場所に戻って来ると、

 

ではこれはなにか知ってるか??

 

 

この黒い固い種、

たぶん羽根つきの羽の下についてる

あの黒い玉…?

そうや!!

無患子(ムクロジ)と言うんや

この木を見せたろか

 

 

もう樹齢何百年も立っている

ここまで大きい木はないのでは?

 

「無患子」と書くから

子供が病気しないように

との願いを込めて植えられたのでしょう。

またサポニンもあるところから

水につけておけば泡が出てくる

そこで、シャボン玉もできたり

洗剤の変わりにもなるということです。

 

 

小さなお堂の中に

このような石が、

石を叩き三度持ち上げ撫でて

次に、自分病気平癒を願って

持ち上げ

軽く感じれば病気が治るとか

 

今宮神社も

お玉さんが輿に乗って将軍家へ

嫁いだことから「玉の輿神社」

となっていますが、

本来は厄除けの神さんということです。

 

 

境内にはピラカンサスの花も

咲いていました。

けど、

今宮神社といえば「あぶり餅」

 

 

帰りによって、

 

 

結構お腹は満腹だったものの

香ばしさと軽い感じが

食をそそり、あっという間に

たいらげてしまいました。

 

最後に

 

 

「無患子」の種も頂きました

こういう状態で見つかるのは珍しい

ということです。

この外の果肉のようなものを落とすと

中から黒い実が出てくるということです。

 

まあ、

不思議な古老に出逢い

いろいろ教えて頂き

最後にまたあぶり餅でも出逢い

今宮神社の本当の姿を

垣間見た思いでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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