丁度、家より真西へ行ったあたり
車で40分のところ
場所
場合は高槻市です
けど、深山幽谷を思わせる
山の中腹にあります
結構広い境内です
近くに東海道遊歩道があり
自然豊かな環境です
この階段を下りていくと
そこが遊歩道になっています
その下には新名神高速道路が
通っています
駐車場に車を止めて徒歩で
5分ほど歩くと
山門が見えてきます
両脇には
狛犬が構えています
門の中には
仁王像が待ち構えています
そこを進んで行くと参道があり
今は新緑のもみじが
目に飛び込んできます
秋にはさぞかし美しいことでしょう
今日のお目当ての護摩堂です
ちょうどお護摩が終わったところで
護摩の煙のいつもの匂いが漂って
います
上がってお参りをして
堂内を覗くと
天台宗のお寺なので
内陣が一段低くなっていて
比叡山の根本中堂を思わせる
作りになています
とても歴史を感じさせるお寺で
聖徳太子の建立によるとあります
護摩は3千日焚かれているようで
時間表があって
その時間に合わせていくと
お護摩に参座できるようです
護摩堂を見下ろすように
まだ桜が咲いています
淡い色した桜で
一輪一輪が茎から伸びるように
咲いています
本堂はさらに進んで
この石段の上になります
かいさんというでんせつ
ご本尊は毘沙門天です
修験道のお寺でやはり役行者が
開祖になっています
葛城山で修行中に北方より
発せられる光に導かれて開いたのが
この神峯山寺です
そのときに
霊木で四体の毘沙門天を彫り
その内の3体は
北山・鞍馬山・信貴山へ飛び去り
一体がこの山に留まったという
伝説が残っています
本堂前には樹齢100年という
山茶花の霊木があり
その脇からは新しい子供の芽が
出てきています
そしてこの木も珍しかったのですが
木の肌は百日紅のような
花はピンク色に小さな花が
咲いています。
たまたま訪れたのですが
意外なところそれも近くに
こういう立派なお寺さんがある
というのは驚きでした。
歴史があるだけに
いろいろの物語や言い伝えがあり
このお山自体が龍神さまという
境内には九頭竜滝があり
修験者の行場になっています
そしてここは白龍様をお祀りした
お堂が建っていて、
龍神信仰の名残が
たくさんあるようです。
帰り道で気がついたのですが
葛城山遥拝所という
石碑がありました。
役行者が葛城山でこの場所を
感得したので、
お寺の方はここから葛城山に
お参りされるのでしょう。
偶然とはいえ
とても良いご縁でした。