本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

神峯山寺(かぶさんじ)

2021-04-15 20:30:03 | 住職の活動日記

丁度、家より真西へ行ったあたり

車で40分のところ

場所

場合は高槻市です

けど、深山幽谷を思わせる

山の中腹にあります

 

 

結構広い境内です

近くに東海道遊歩道があり

自然豊かな環境です

 

 

この階段を下りていくと

そこが遊歩道になっています

 

 

その下には新名神高速道路が

通っています

駐車場に車を止めて徒歩で

5分ほど歩くと

 

 

山門が見えてきます

両脇には

 

 

狛犬が構えています

門の中には

 

 

仁王像が待ち構えています

 

 

そこを進んで行くと参道があり

今は新緑のもみじが

目に飛び込んできます 

秋にはさぞかし美しいことでしょう

 

 

今日のお目当ての護摩堂です

ちょうどお護摩が終わったところで

護摩の煙のいつもの匂いが漂って

います

上がってお参りをして

堂内を覗くと

天台宗のお寺なので

内陣が一段低くなっていて

比叡山の根本中堂を思わせる

作りになています

 

 

とても歴史を感じさせるお寺で

聖徳太子の建立によるとあります

護摩は3千日焚かれているようで

 

 

時間表があって

その時間に合わせていくと

お護摩に参座できるようです

 

 

護摩堂を見下ろすように

まだ桜が咲いています

 

 

淡い色した桜で

一輪一輪が茎から伸びるように

咲いています

本堂はさらに進んで

 

 

この石段の上になります

 

かいさんというでんせつ

 

ご本尊は毘沙門天です

修験道のお寺でやはり役行者が

開祖になっています

葛城山で修行中に北方より

発せられる光に導かれて開いたのが

この神峯山寺です

そのときに

霊木で四体の毘沙門天を彫り

その内の3体は

北山・鞍馬山・信貴山へ飛び去り

一体がこの山に留まったという

伝説が残っています

 

 

本堂前には樹齢100年という

山茶花の霊木があり

その脇からは新しい子供の芽が

 

 

出てきています

そしてこの木も珍しかったのですが

 

 

木の肌は百日紅のような

花はピンク色に小さな花が

咲いています。

たまたま訪れたのですが

意外なところそれも近くに

こういう立派なお寺さんがある

というのは驚きでした。

 

歴史があるだけに

いろいろの物語や言い伝えがあり

このお山自体が龍神さまという

境内には九頭竜滝があり

修験者の行場になっています

そしてここは白龍様をお祀りした

お堂が建っていて、

龍神信仰の名残が

たくさんあるようです。

 

帰り道で気がついたのですが

 

 

葛城山遥拝所という

石碑がありました。

役行者が葛城山でこの場所を

感得したので、

お寺の方はここから葛城山に

お参りされるのでしょう。

 

偶然とはいえ

とても良いご縁でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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