本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

みんなちがって みんないい

2022-03-05 20:06:08 | 住職の活動日記

面白いお土産を頂きました

鹿の背にサルとキツネが

乗っかっている

 

 

どういう取り合わせ

なのだろうか

とても愛くるしい姿が

面白い

何かの置物なのか

というより

用途はおみくじである

後を開けると

中からおみくじが出てくる

という仕掛けです

 

 

調べてみると

奈良の鹿さんは

中川政七商店

猿は猿田彦珈琲

狐はすき焼きがメインの

㐂つね

この三商店が集まって

鹿猿狐ビルヂングという

建物を作ったということです

それぞれ異業種の方々が

お互いの力を出し合い

これからの新しい発展を

願ってのことでしょう

 

みんなちがって みんないい

 

確か、四国には

〇 △ ▢ を重ね

会社のシンボルマークとした

ここも、異業種が集まり

一つの事業を成していく

というものです

 

違いを認めながら

それぞれの違いの魅力を

発信して

更なる大きな事業展開を

していくということでしょう

 

ちなみに

御神籤を開けてみると

「末吉」

殆ど忘れたころに叶う

何も考えていない方が

かえってうまくいくでしょう

と出てきました

何となくぴったりするような

小さい頃から

大器晩成といわれながら

「大器晩成

 還暦過ぎて未だ成らず」

という歌もありましたが

 

御神籤も

天台宗の元三大師が作られ

ました

昔は御籤を引いて

その番号の札を貰うのではなく

受付に行って

その番号を言うと

大きな台帳があって

その番号の内容を読み上げ

それぞれの願いに合った事の

相談にのるという

一つの御神籤にしても

なかなか

人生問題に応えるという

ある面からは手間もかかる

また人情味あふれる

大変なつながりが深くなる

大事なものでした。

 

現代は

その時代時代に応じて

姿を変えて

内容も誰にでも合うという

ものに変わってきました

まあ、こういう

鹿と猿と狐の置物に

御籤が入るという

こういう当たり障りのない

ものに変わってきたのです。

 

 

 

 

 

 

コメント
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